ヒロシさんに聞く、芸能界で見た「天国」と「地獄」の話。30問30答!毎日更新。まずは、一世を風靡したネタ「ヒロシです」誕生秘話について。

原点は「あるある」

 

 原点は「あるある」ですね。もともと僕って漫才スタイルだったんです、コンビを組んでて。でもコンビ時代から、一言で笑いのとれるあるあるネタに興味がありました。当時ふかわりょうさん、つぶやきシローさん、いつもここからさん――僕は“3大あるある芸人”と呼ばせてもらっているんですけど――が売れていて。なんとなく気になっていた。

 それでコンビが解散することになって一人になったとき、やってみよう!と。

 そうなんです、今は「自虐ネタ」と呼ばれていますが、僕としては「あるあるネタ」だったんですね。始めたときは共感を得るものだと思っていたんです。

 最初は「キャバ嬢ってコンビニでカゴ一杯買い物をする」とか、そんなネタにもならないようなものを一杯書いていました。彼女達ってコンビニで値段見ないでどんどん買うじゃないですか。当時お金が全然なかった僕はその光景が衝撃的で。それでレジでその後ろですごく待たされるという。結局そうやって思いつくものを書いてみたら、出てくるのは愚痴と女の人の悪口ばかり。

 
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