今、「落語」が密かなブームを呼んでいるのをご存知だろうか?
落語を題材にしたアニメやドラマが放映され、東京・渋谷では定期的に
落語のイベントが開催され大盛況に。
“かっこいい着物姿”と、 “笑い”に、
ちょっと気になってる貴方に送る魅力満載の入門編!

落語家ってどんな職業なの?

写真を拡大前座は寄席の楽屋での雑用全般を行う。舞台のセッティング、出囃子の太鼓演奏、 着物を畳んだりお茶を入れたりも大切な仕事なのだ。

一生かけて落語の道を極める修行人生

 落語は伝統芸能の世界。師弟関係のもと、厳しい芸の修業の上で成り立つ。修業は、師匠に弟子入りをして、ただ落語の稽古をするだけではない。修業のやり方は師匠によって異なるが、前座を3〜5年、二ツ目を10年〜15年、雑用や芸の研鑚を積み、ようやく真打、一人前の落語家になることができる。だが、真打で終わりではない。そこからが落語家としての修業のはじまり。真打としての研鑚を経て、名人、大看板(寄席や落語会に大きな看板を掲げられる身分)をめざす。まさに一生を掛けて落語の道を極める、人生 の修業が落語家の仕事である。

 

【落語家の出世コース】

落語家には、真打、二ツ目、前座の三つの階級があり、前座の前に見習いという修業の試用期間もある。皆、真打をめざして厳しい修業を積んでいる。

見習い
前座になる前の試用期間。前座の席が空くまで待ちながら、師匠のもとで過ごす。

前座
寄席の楽屋の雑用一切を行うほか、 師匠の家に通い掃除やお遣いなどを行ない、修業する身分。

二ツ目
羽織を着ることが許され、寄席の雑用から解放されるが、自分で勉強会など行い芸を研鑽する。 

真打
「師匠」と呼ばれ、 寄席や落語会でトリ(一番最後 に出る)を務める。弟子をとることもできる。

 

真打になってからも続く、一生をかけた落語家の道。
落語を見に行くときは、こういった背景を念頭に置くと
より深く楽しめるようになるはずだ。