就活の第一関門と言えるES。とはいえ、履歴書感覚で何となく設問を埋めしまう人も多いのでは? そんなES攻略のコツを、プロの添削協力のもと徹底リサーチ。ガッツリ参考にして「数撃ちゃ当たる」精神とおさらばしよう! 

今回のES送付先は「大手マスコミ」。
出版社への就活を想定したESを例に添削してもらった結果はーー?
 

 

CHECK POINT 1
「自己PR」

【添削前】
私の長所は、相手の立場に立って考え、行動できることです。
中学生時代から人の話を聞くのが好きで、友人の相談に乗ることが多々ありました。
印象的な出来事として大学3年の頃、
友人が交際相手から浮気の嫌疑をかけられた時期がありました。
その際、2人の間に入って話を聞き、
状況を整理した結果、無事に和解させることができました。
このように微力でも私が人の力になるという体験に、喜びを感じます。
【添削後】
人の力になることに喜びを感じる」ことが私の長所です。
個別指導で 担当したある生徒は、遅刻することもなく、まじめに勉強に取り組んでいました。しかし、模擬テストでは力を発揮できず、とても落ち込んでしまいました。
私は、彼の得意と不得意分野を整理し、どこに集中的に力を注げばよいかを
論理的にアドバイスしました。
この結果、彼は見事、 志望校に合格することができました。
「ありがとうございした」この言葉は、私の宝物です。

恋愛ネタは就活ではNG

恋愛話は就活にはそぐわないネタなので避けましょう。もちろん、人の力になることが喜び、というのは立派な長所ですから、 冒頭に持ってきてしっかりアピールしましょう。

 

CHECK POINT 2
「志望動機」

【添削前】
趣味は読書で、中でも三島由紀夫や太宰治などの文学作品を愛読しています。
活字離れが叫ばれて久しい昨今、こうした文学作品を掲載する雑誌は、
後世に残し、伝えていくべきものであると考えます。
電子書籍も普及しつつありますが、私は特に紙の媒体の制作に携りたく、
業界最大手である貴社を志望いたしました。
【添削後】
趣味は読書で、中でも三島由紀夫や太宰治などの文学作品を愛読してい ます。
彼らの作品に漂う「●●(作品を愛する理由を紹介)」に心を揺さぶられるからです。
活字離れが叫ばれて久しい昨今ではありますが、
こうした文学作品を掲載する雑誌を残すことが大切だと考えます。
理由は、時を越えても風化しない作者のメッセージを、
人々に広く容易に届く環境を維持し続けることが、文化の豊かな国造りに繋がると考えるからです(雑誌を残すべきと考える理由を追加)。
貴社は創業以来、「△△ 全集(志望会社の出版物に触れる)」に力を注がれている点が、特に志 望する理由です。

読み手の「なぜ?」に答える文章に

 具体的に好きな作家を挙げているのは良いです。しかし今のまま(添削前)だと、なぜ紙媒体を残す必要があると考えているのか、読み手に伝わりません。紙にこだわる理由を加えましょう。

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