先日発表された、タイムズハイヤーエディケーションによる世界大学ランキング。日本のトップ、東京大学ですら46位。ではその上位に食い込む大学は何が違うのか?  同大学ランキング2位、ケンブリッジ大学の対策を読み解く。

20-30%。米国の一流大学と比べて高い合格率

 

 ケンブリッジ大学出願にはいくつかの段階があります。ここで整理しておきましょう。まず、米国の大学とは異なり、学生にコース選択をさせます。コースとは専攻科目のようなもので、そのコースによって出願要件が変わってくるのです。次に希望するカレッジを記載します。ただ空白のままにしておくこともできます。そして成績証明書とUCAS出願書*を提出し、さらに筆記の入学評価テストを受けなければいけません。テストの内容は希望したコースにもよりますが、そのコースで必要なスキルや知識を計るものとなっています。

 *UCASとは、統一の出願フォーマットで進める電子出願システム。各学校が独自にオンライン出願フォーマットを持つのではなく、形式をそろえて、より便利に電子出願ができるようにすることを目的として開発され、使用が広がっているオンライン出願システム。

 ケンブリッジ大学の出願の締め切りは10月中旬で、締切日としては比較的早いと言えるでしょう。合格率は、年度や地域により幅がありますが、20-30%で、米国の一流大学と比べて高い合格率となっています。

 アメリカの名門大学である、MIT、カリフォルニア工科大学、ハーバード大学などが、合格率が一般的に6-7%であることを考えると、イギリスの名門大学、ケンブリッジの合格率は極めて高くなっています。何故なのでしょうか?

次のページ 合格率が高くなるカラクリ