呉智英著『真実の名古屋論〜トンデモ名古屋論を撃つ』(KKベストセラーズ)/定価:本体680円+税/全国書店、アマゾンで絶賛発売中※写真をクリックするとアマゾンへ飛びます。

 

「名古屋人=中国人」?!  日本三大ブスの産地?! 

ケチでタダが好き?!  嫁入りは派手?!  金鯱の謎?!

文化不毛の地?!  性信仰と奇祭?!   大名古屋ビルヂングはダサい?!

そして名古屋人は田舎クサい!!!!!!!!!!??????     etc. 

そんなの、ぜんぶウソですから!!!!

 

トンデモ名古屋言説を平然と論じつづけるバカ者を

知識人・呉智英が徹底的に叩きのめした知的格闘技をご覧あれ!

 

 「事実と全く違うトンデモ言説を流す評論家や研究者がいる。それがマスコミによって流布され、後で見るように公的出版物にまでそれが掲載される。こうして、事実に反する言説が認知されつつあるのだ。

 しかも、名古屋の人たち自身がそうしたトンデモ名古屋像を信じている。地元の新聞、テレビなどマスコミにもそうしたトンデモ名古屋論が出る。ジャーナリストたちでさえ反論や批判をするわけでもなく、何の根拠もない話に納得しているのである。知の怠惰であり、知の堕落ではないか。

 こんなバカげた事態を、私は知識人の端くれとして見過ごすことはできない。」

 「客観的に見て、事実と全く違うでたらめな名古屋論が横行している。雑誌で、新聞で、単行本で、テレビやラジオで、歴史的にも民俗学的にも事実に反する名古屋像が語られている。私はこれに対して強い怒りを覚える。郷土愛からではない。知識人としてである。

 この本は堅苦しく郷土史を論じたものではない。意外な事実を知ることができ、歴史や文化を見る目が鋭くなる本である。通説や俗説を疑うことの楽しさを知る本である。なんとなく通用している俗論を徹底的に批判することが極上の知的エンターテインメントであることを読者に知らしめる本なのである。」(以上、「まえがき」より抜粋)

《目次》

 

まえがき 

第一章 「大阪の食い倒れ」は戦後始まった 

「県民性」はどこまで本当か 

大阪は何倒れなのか 

柳田國男の見た東京、森田たまの見た大阪 

効果的な宣伝の作った「大阪の食い倒れ」 

 

第二章 出版史上まれに見る怪著『中国人と名古屋人』 

「県民性評論家」岩中祥史 

誤読を大前提にまるまる一冊書き上げる 

誤読を前提にして何でもあり 

「支那」抹殺の原因は何か 

第三章 日本中にある「ビルヂング」 

名古屋駅正面の有名な「ビルヂング」 

国語学的無知もさらけだす 

 

第四章 金鯱の謎 

名古屋本の中の名著 

鯱とは何か 

 

第五章 名古屋市役所庁舎と愛知県庁舎 

異彩を放つ建築物 

昭和初期に出現した「帝冠様式」 

 

第六章 祭と技術 

名古屋の代表的な祭は名古屋まつり? 

山車の上で舞うからくり人形 

九代も続くからくり人形師 

物作り産業とからくり技術 

 

第七章 性信仰、性の祭 

これもまた異様な名古屋本 

数多く残る「珍しい奇妙な祭り」? 

豊穣儀礼と祖霊信仰 

 

第八章 「名古屋めし」とは何か 

地方独自の食文化 

味噌の原形、大豆だけで作る赤味噌 

喫茶店と抹茶 

 

第九章 「名古屋の嫁入り」は派手か 

名古屋以外の嫁入りは派手ではないのか 

名古屋以外に「花盗み」はないのか 

 

第十章 名古屋の言葉 

方言とはどのような言語なのか 

自己顕示欲の発露としての方言論 

 

第十一章 〝文化不毛の地〟名古屋が生んだ四人の近代文学の祖 

意表を衝く「文化不毛の地説」 

近代小説の祖、坪内逍遥と二葉亭四迷 

探偵小説の祖、江戸川乱歩と小酒井不木 

 

第十二章 知られざる江戸期の尾張文化 

国文法研究の源流の一人、鈴木朖 

天理教より早い「如来教」 

第十三章 アジアへの広がり 

名古屋に移り住んだ明人、張振甫 

日本唯一の「仏舎利」を祀る覚王山 

東亜同文書院とその後身 

時代に翻弄された汪兆銘 

 

第十四章 大和政権の後背地として 

西日本文化と東日本文化の接点 

あとがき 

【著者プロフィール】

呉 智英 (くれともふさ/ごちえい)

評論家。昭和21年(1946年)、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。評論の対象は、社会、文化、言葉、マンガなど。日本マンガ学会発足時から十四年間理事を務めた(そのうち会長を四期)。東京理科大学、愛知県立大学などで非常勤講師を務めた。著作に『危険な思想家』『現代マンガの全体像』『現代人の論語』『吉本隆明という共同幻想』『つぎはぎ仏教入門』ほか。名古屋市在住。