色の使い方ひとつで、その人のファッションセンスや体型までもガラリと変わる。ここではそんな色の視覚効果がもたらすマジックを、色彩学の蘊蓄とともに学んでいこう。

 

左が「後退」で右が「進出」。後ろにある色が下がって見えるか、前に迫って見えるかの違い。

進出色=暖色を前にすると
2色の距離が離れて見える効果を使う

 色が異なると、見る人の方へ近づいたり後退して見える「錯覚」が起きる。そんな見かけの距離=奥行きが出ることを色の「進出」「後退」と呼ぶが、赤や黄色など明るい暖色系は前に出る傾向がある(寒色系は逆に後ろに下がって見える)。その効果を使ったのが上の図で、赤が手前の左は2つの色が離れて、右は2つの色が近づいて見える。この錯覚を使って、脚長効果を演出してみる。

後退色をパンツに持ってきた左のほうが脚長に!

パンツを奥に=細く見せることで
脚長に「錯覚」させる

 上で解説した、「進出色は前に、後退色は後ろに」見えてくる錯覚を応用したのが写真の例。キャメル=暖色=進出色、ネイビー=寒色=後退色と考え、それぞれをトップスとボトムスに組み分けてみると…。

 後退色をトップスに、進出色をパンツにもってきた右は、パンツの方が手前に近づいて見えるぶん大きく見え、いわゆるAラインのようなシルエットになる。逆に進出色をトップスに、後退色をパンツに採用した左は、パンツの方が奥まって見え、Vラインシルエットになる。そのため、下半身が引き締まって細身見える左のほうがより脚長に見える錯覚を起こすことができるのだ。

 

色の合わせ方ひとつでこんなに簡単に「脚長」に見せることができる!
ぜひあなたも応用してみては?