いらっしゃいませ。
 大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
 寒くなってきましたね、お鍋のおいしい季節となりました。
 そこで今回は、鍋とワインを合わせるコツをご紹介します。
 鍋料理とワイン?と思いましたか?実は、鍋料理とワインは意外と合うんです。鍋料理にはたくさんの種類があり具材もスープもさまざま。ワインにもたくさんの種類があるので、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。
 最近では、いろいろな種類の鍋スープが売られていますし、変わり種の鍋も増えてきましたね。鍋の種類ごとにどんなワインが合うのか一緒に考えていきましょう。

◆鍋とワインを合わせるコツ

ソムリエが教える鍋とワインの合わせ方とは?

 ワインと料理の合わせ方として色を合わせる方法があります。これは、見た目で分かるので最も簡単な方法です。例えば、白っぽい料理には白ワイン、ピンクっぽい色にはロゼワイン、茶色っぽい料理には赤ワイン。
 このように、色を合わせる方法から鍋に合うワインを考えていくと鍋の場合はふたつのポイントがあります。
 まず一つ目は、スープの色とワインの色を合わせること。ふたつ目は、メインの食材の色にワインの色を合わせることです。

◆スープとワインを合わせる

 鍋料理にはさまざまなスープがあります。まずは、ベースとなるスープの色とさらに味の濃さを合わせます。ざっくり分けていくとこんな感じになります。

●    塩味・和風ダシ(水炊き・ちゃんこ鍋・みぞれ鍋・おでん・ふぐ鍋)→さっぱりした白ワイン
●    白湯・白味噌(豆乳鍋・もつ鍋・石狩鍋・チーズ鍋)→コクのある白ワイン
●    トマトベース(トマト鍋・洋風鍋)→ロゼワイン・軽めの赤ワイン
●    キムチベース(キムチ鍋・チゲ鍋)→ロゼワイン・軽めの赤ワイン
●    甘辛醤油ベース(すき焼き)→果実味のある重めの赤ワイン
●    合わせ味噌・赤味噌ベース(牡蠣鍋・ぼたん鍋)→コクのある赤ワイン

白湯スープには、コクのある白ワインを

 このようにスープの色を基準にすると、白、ロゼ、赤をすぐに選ぶことができます。
 それから、あっさりしたスープにはさっぱりしたワイン、こってりとしたスープにはコクのあるワインというようにワインを合わせていきます。

 
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