2003年の入団以来、川崎フロンターレ一筋できた中村憲剛選手。キャプテンも経験しましたが、長いキャリアの中でチームメイトへの働きかけはどのように変わってきたのでしょうか。

最年長としての立ち位置

 当たり前だとは思いますけど、自分の立ち位置によって変わってきましたよね。それこそプロ1、2年目のときは、偉そうなことを言ったところで、誰も意見を聞いてくれないだろうし、自分から発言することもほとんどなかった。まずは自分が良くなること、成長することが、チームが良くなることだと思っていましたから。

 昨季まではキャプテンをやっていましたけど、今季から(小林)悠がキャプテンになり、少し気楽にはなりました。自分のプレーに、より集中できるようになったので。

 もちろん、キャプテンではなくなったとはいえ、勝敗の責任は担っているつもりです。ただ、悠もキャプテンをやることで成長しましたし、(副キャプテンの谷口)彰悟も成長した。振り返ると、改めて自分自身のプレーに集中できたシーズンだったなと思います。

 キャプテンから外れたことで最初は、周囲からもいろいろと言われましたけど、こういう成長の仕方もあるんだなということを今は実感しています。

 
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