変わったところ変わらないところ

 ただ、キャプテンだったときも、そうではなくなった今も、チームやチームメイトに対して掛ける言葉の選び方は変わっていない。自分の立ち位置を考えて、言って良いことと悪いことは考えますし、悠なり彰悟なりが、僕よりも先にしゃべることが、チームにとっては大事だなって思っているんです。

 それに、もともとコミュニケーションを取るのが苦手なタイプではないですからね。思ったことは今も昔も、はっきり言うタイプですから(笑)。

 ただ、具体的にこれというのは出てこないですけど、キャプテンだから言えなかった何気ないことが、言えるようになった気はします。周りの意見を引き出したり聞いたりすることは、キャプテンのときもやっていましたけど、キャプテンじゃない自分がやることもまた意味があるのかなと。

 若手へのアドバイスも、どこまでその本人にとって効果的かは、自分には分からないもの。一応、言われたから聞いているだけの選手もいれば、しっかり吸収して糧にする選手もいる。成長してきたところで、また自分が力を示して抑え込むというのが、プロの世界らしくていいと思いますし、チームにとっても必要なことではないかなとも思うんですよね。ライバルを育てると同時に、自分自身も育っていきますから。

明日の質問は…〈Q5 モチベーションを維持し続ける秘訣は何でしょうか?(前篇)〉です。