いらっしゃいませ。
 大阪のワインショップ「mista」で店長をしている、ソムリエの竹内香奈子と申します。
 街中にクリスマスツリーやイルミネーションがキラキラと光り輝いてきれいですよね。お店からはクリスマスソングが聴こえてきてロマンチックムード満載です。
 この季節になるとお店では、重たい赤ワインも売れますが、圧倒的に泡ものがよく売れます。それは、キラキラとした泡を見ながらお食事をするとロマンチックなムードになり気分を盛り上げてくれるからです。
 そこで今回は、そんな気分を高めてくれるスパークリングワインのちょっとした知識とクリスマスにオススメの目を引くシャンパーニュをご紹介します。知っておくとスパークリングワイン選びに役立ちますよ。

◆生産国によって呼び方が違う

 シャンパーニュやスパークリングワインの違いは以前、お話しいたしましたが発泡性ワインは国によって呼び方の違いがあるのです。
 フランスでは、発泡性ワインの総称のことを「ヴァン・ムスー」といい、イタリアでは「スプマンテ」、スペインでは「エスプモーソ」、ドイツでは「シャウムヴァイン」といいます。
 アメリカ、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、チリ、日本などのニューワールドでは「スパークリングワイン」といわれています。

 その中から、生産地や醸造方法やブドウ品種などさまざまな条件のあるものが造られ具体的な固有名称があります。
 例えば、フランスには「シャンパーニュ」や「クレマン」、イタリアには「フランチャコルタ」や「オルトレポー・パヴェーゼ」、スペインには「カヴァ」、ドイツには「ゼクト」があります。

◆国別スパークリングワインの種類

 発泡性ワイン(スパークリングワイン)とは発泡性のあるワインの総称です。醸造する際に炭酸ガスが発生してワインに溶け込む、あるいは炭酸ガスを注入して発泡性のあるワインのことです。
 ですからスパークリングワインはガス圧を持っています。1気圧から数字が上がるにつれてガス圧が強くなります。

●フランス

ヴァン・ムスー
 ヴァン・ムスーとは「泡のワイン」という意味で、生産地や品種、醸造法などなんの規定もなく造られた発泡性ワインの総称のこと。20℃で3気圧以上のガス圧。

シャンパーニュ
 シャンパーニュ地方で特定のブドウ品種を使い、瓶内二次発酵(シャンパーニュ製法)で造られる発泡性ワイン。20℃で5気圧以上のガス圧。

クレマン
 シャンパーニュ地方以外で、瓶内二次発酵で造られる発泡性ワイン。生産地域により「クレマン・ダルザス」「クレマン・ド・ロワール」「クレマン・ド・ブルゴーニュ」などがあります。20℃で3気圧以上のガス圧。手頃な価格のものがあり、シャンパーニュと同じ製法で造られているので安く本格的な味が楽しめるのでオススメです。

ペティアン
 ガス圧が低く弱発泡性ワインのこと。

 
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