「今年一番ブレイクした俳優は?」と聞かれたとき、 誰もが迷いなく「竹内涼真」の名前を挙げることだろう。 2017年を駆け抜けた輝かしい軌跡、そして「これから」に迫る。
写真を拡大 「黒」を基調にしたスタイリングを披露。『過保護のカホコ』で、クールな眼差しと、時折り見せる優しい笑顔とのギャップが女性たちを夢中にさせたのも記憶に新しい。

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 前回のインタビューでは、「(役者としての)精度を上げる」という言葉に、サッカー元日本代表の中田英寿氏との共通点を感じさせた竹内涼真。今回は引き続き彼の役者観、さらにはもうすぐ最終回を迎える主演中のドラマ『陸王』についての思いも語ってもらった。

――では、俳優の仕事とサッカーの共通点は?

竹内 どちらもパフォーマンスなので、サッカーであればピッチに、お芝居であれば撮影の現場で、最大限の力を発揮しなきゃいけないところ。それができるかどうかは準備期間で決まるので、人には見えない部分ですが、その見えない部分こそ大事にしたいです。あとは…お芝居はある程度やり直しが利きますけど、ともに時間が決まっているところ。サッカーと同じくお芝居も“この瞬間しかない”と思いながら、演じています。

――この秋は日曜劇場『陸王』で、役所広司さん演じる主人公の行く末を左右する重要な役どころに挑んでいます。ほかにも日曜劇場らしい、錚々たる面々が。緊張はなかったですか?

 

竹内  緊張はなかったです。“緊張感”はありましたけど。日曜劇場は(『下町ロケット』以来)二度目になりますし、スタッフさんも顔なじみの方が多いので、むしろ成長したところをみせたい!という意気込みが大きいですね。初めての現場ではないので、わからないことがあればすぐに聞けますし、その成長した部分のお芝居を試すこともできますし、僕は伸び伸びやらせてもらっています。

ーー演じるのは、甲子園を目指すも肘を壊して長距離選手に転向。不屈の精神で実業団入りするも、レース中に膝を痛めて…という役どころで、「僕自身も以前、近い経験をしたこと(足首の怪我やサッカーをあきらめたこと)があるため、その苦しみや悔しさという感情がより理解できます」(ストリートジャック12月号掲載)と。

竹内 性格的に似てるとは思いませんが、同じくスポーツに全力で取り組んだ者として、競技に向き合う姿勢であったり、怪我をした時のやるせない気持ちであったりは共感できますし、ふとした振る舞いや仕草も近いものがあると思います。競技こそ違いますが、僕だからできるお芝居を最後までお見せしたいですね。