ブランド設立35周年というアニバーサリーイヤーを目前にした2017年、「累計1億本」という驚くべき数字を達成した『G-SHOCK』。なぜ唯一無二の存在になり得たのか、その秘密を探るべく、G-SHOCK製作に携わる、様々な立場の現役カシオ計算機社員に話を訊いた。

2人目は、G-SHOCKの「営業戦略」を担うキーパーソンを直撃!

カシオ計算機
海外営業統轄部
時計部 推進二課​

梅田智也さん

写真を拡大 入社6年目。営業、企画を経て、今年4月より入社時からの念願だった海外営業部へ異動。担当は北米エリアで、現地からの様々な要望やイベント開催、企画などを取りまとめ、日本との調整役などを行っている。

日本での経験が、海外で花開いた

ーー累計販売台数1億個を達成した大きな理由として、グローバル戦略の成功が挙げられています。それについてどう分析されていますか。

梅田 今年4月から北米市場を担当していますが、世界で受け入れられている理由は、やはり先ずはタフさという全世界共通で求められる性能を誇っているからだと思います。G-SHOCKが求めるタフさは、耐衝撃性だけでなく、例えばプリントひとつにとっても貫かれています。ケースやバンドに柄をプリントする場合、着用で生じる摩擦に耐えられないと採用されません。そうした徹底ぶりが、信頼につながっているのだと思います。

ーー海外での人気ぶりについて教えてください。

 

梅田 スポーツ業界ではもちろん、世界中のファッション業界、アート業界のキーパーソンなどからも認めて頂いています。先日ニューヨークで35周年を記念した大々的なパーティを開催したのですが、トップスポーツプレイヤーから世界的アーティストまで、実に様々な人たちが集まってくれました。会場でのDJは、OFF-WHITEのデザイナー、ヴァージル・アブローが務めてくれました。各ジャンルの最前線を走る人たちが、こんなにも集まってくれることに感動しました。

ーーだから、人気ブランドやアーティストとのコラボが多いのですね。

梅田 押しも押されもせぬ人気デザイナーも、みなさん積極的に参加してくれます。もともとG-SHOCKがお好きだった方がほとんどで、コラボの話の際にG-SHOCKに対する想いを聞けると大変嬉しい気持ちになります。

ーーコラボモデルの存在は、とても大きいということですね。

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