普段は観光でしかお寺や神社に行かなくても、初詣の日だけは敬虔な気持ちで神仏に祈りを捧げるというひとは少なくないだろう。神仏のご利益にあずかるために、参拝のマナーとしきたりの意味を案内したい。(雑誌『一個人』2018年1月号より構成)。

Q.神社とお寺、初詣はどちらに行くべき?

A.どちらでもOK。恵方にある寺社に参拝しましょう。

2018年の干支は戊戌(つちのえいぬ)。 恵方は南南東 

 基本的に、神社とお寺のどちらでもよい。初詣は、もともとは氏神(うじがみ)(自分の家の先祖神)や産土神(うぶすながみ)(自分が生まれた土地の神様)に新年の挨拶をしに行くというもの。とはいえ今日では正確な意味での氏神や産土神がわからない人が多い。そこで最初はいま住んでいる場所の近くの神社や菩提寺など、自分に縁が深い寺社に行く。次に、その年の恵方(歳徳神が降りてくるとされる方角)にある寺社に行くとよい。これを恵方詣りという。

 恵方は陰陽五行の考えに基づいて決められており、2018年の恵方は南南東。その方角の寺社であれば近所でも、遠方でもよい。自宅近くの寺社に詣でた後、その足で遠方のに参拝する場合、恵方は最初に出かけた寺社からではなく、自分の家から見た方角とするのが一般的。
 だが行きたい寺社が家から見て恵方にない場合、最初に参拝したところから見て行きたい寺社が恵方になればいいという「方違え」というやり方もある。ぜひあなただけの初詣プランを考えてみてはいかがだろう。

 
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