2002年にスタートし、今年で通算10回目の節目を迎える、年に一度のスニーカー総選挙「スニーカー・オブ・ジ・イヤー 2017」。いよいよ大晦日の正午、SNSからの投票を中心に「ユーザーの声をリアルに反映した」ランキングの結果が発表となるのを前に、様々な角度から「2017年のスニーカーシーン」を振り返ってみたい。

今回は、今年デビューしたモデルから選ばれる「2017年スニーカー新人王」を発表。
約2週間にわたりWEB上で投票を募り、その結果を得票数順にランキング化。
もっとも得票数を得たのは…話題になったあの「革新作」だったーー!

スニーカー・オブ・ジ・イヤー 2017
「2017年スニーカー新人王」

【選考基準】2017年1月以降に「1stモデル」が発売されたスニーカーを対象に、SNEAKER JACK DAILYサイトで特にアクセス数が多かった14モデルをピックアップ。読者によるWEB投票で、その中から一番「新人王」にふさわしいと思うスニーカーを1足選んでもらった(投票は終了いたしました)。

第5位
adidas Originals
“ATRIC”
<得票率 6.6% デビュー:2017年10月19日>

写真を拡大 発売された2シルエット。ドイツ連邦警察の特殊部隊からインスパイアされたハイカット〈AF 1.3 PK〉(白)と、同様のデザイン精神を落とし込んだローカット〈AF 1.4 PK〉(黒)。

冬の厳しい環境に対応するべく生み出された提案機

 アディダス オリジナルスが「自由な都市冒険」を志向したアドベンチャーコレクション 「ATRIC」のローンチパックとして、この秋デビューした2機がベスト5入り。耐候性素材などの高い技術を取り入れながらも、デザイン性はとことんスタイリッシュ&アーバンに、という姿勢がここ最近のユーザー志向とマッチしたのも勝因か。特にこれからの季節、おしゃれをしながらも冬の厳しい寒さを乗り切りたいという人には、おすすめだ。

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第4位
new balance
M574S
<得票率 7.9% デビュー:2017年7月15日>

写真を拡大 〈574〉が持つクラシックなデザインをベースに、クッション性の高い“Fresh Foam(フレッシュフォーム)”を採用。見た目はローテク、履き心地はハイテク、を実現。

'10年代ブーム「最後の大物」がついにハイブリッド化!

 エアマックスに始まりオールスターやスーパースター、スタンスミスなど、ともに'10年代のスニーカーブームを牽引した大物たちが続々ハイブリッド化(=見た目はクラシックなまま、履き心地など機能だけハイテク化)する中、満を持しての登場となった。7月のデビュー後、続々と新作が発売され、新たなファンの開拓にも貢献。ファンとしては将来的な900番台、1000番台のハイブリッド化も期待したいが、果たして…。

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第3位
Reebok CLASSIC
Pump Supreme
<得票率 8.6% デビュー:2017年2月4日>

写真を拡大 履き心地の良さを追求すべく、ソール部分から開発をスタートしたという本機。「The Pumpテクノロジー」をシュータンのトップから中足部にかけて配し、デザイン面でもスマートに。

あのポンプテクノロジーを、より今っぽく。

 インスタポンプフューリーで有名な「The Pump テクノロジー」を現代風に進化させた未来志向モデル。2月に第1弾となる〈Pump Supreme ENGINE〉が発売されて以降は、早々にセレクトショップが限定カラーをリリースなど、精力的に新作を投下。秋冬にはニットアッパーやソックタイプなど派生形も生まれ、年間を通して新人らしからぬ安定した働きぶりを見せた。早くもブランドの看板モデルとして、2018年の飛躍が期待される。

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第2位
adidas Originals
INIKI
<得票率 17.1% デビュー:2017年3月>

写真を拡大 1970年代におけるランニングシューズのデザインと BOOST™の先進テクノロジーを融合し、2017年3月より新たに登場。ローンチに合わせ、4月には都内でスペシャルイベントも開催。

アーカイブに頼らない「次」を考えた戦略が高評価!

 アディダスから2足目のランクイン。3位以下に倍以上の得票率差をつけた。「イニキ」という不思議な語感も耳に残るが、それ以上に印象に残ったのはその姿勢だ。過去の人気作をハイブリッド化するという流れが主流な中、あえて「クラシックとハイテクの融合を、完全新作で」というブランドの攻めのアプローチに、多くのファンが賛辞を送ったことは大きな意味を持つ。2018年以降のシーンを考える上で、重要な提言だったといえよう。

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第1位
NIKELAB
NIKE HYPERADAPT 1.0
<得票率 40.8% デビュー:2017年9月23日>

写真を拡大 足を入れると、かかとがセンサーにあたり、システムが稼働して紐が締まる。その脇には2つのボタンがあり、紐をきつくしたりゆるくしたり、自分の好みに調整することもできる。

やっぱり新作には語るべき「未来」と「夢」が必要だ!

 名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の世界観を現実に…そんな無邪気な空想がリアルな商品になるというワクワク感が、かつてキッズだった多くのスニーカーファンの「少年心」をがっちり獲得。ナイキによるアダプティブ・レーシング技術が初めて商品化された本作は、靴ひもの素早い微調整(ボタンを押すだけ)を可能にするのはもちろん、きつく締めすぎたことによるストレスや靴ひもが解けることで起こる事故を防ぐ…といった二次的な効果も期待でき、将来的にアスリートシューズで導入されれば、ライフスタールだけでなくスポーツの歴史すら変えてしまいかねない画期的なプロダクト。現段階では手動だが、AIが導入されればさらに夢は広がる。

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というわけで、実に全体の4割という圧倒的な支持を集めた、NIKELABの〈NIKE HYPER ADAPT 1.0〉が2017年のスニーカー新人王を戴冠!
「未来志向」にしろ「ハイブリッド」にしろ、大きな流れとして、現状のスニーカーシーンを次のステージに推し進めようという前向きなアティチュードが目立った1年だった、と言えるのではないだろうか。

さあ、いよいよ大晦日午後12時には、年間No.1スニーカーも決定!
お楽しみに!

【スニーカー・オブ・ジ・イヤー 2017 今後のスケジュール】
12月28日(木)12時 SJD編集部が選ぶ今年のニュースBEST10発表
12月29日(金)12時 2017年「スニーカー新人王」発表←NOW!
12月30日(土)12時 ビジュアル・オブ・ジ・イヤー2017発表
12月31日(日)12時 スニーカー・オブ・ジ・イヤー2017発表
発表は、SNEAKER JACK DAILY公式サイトにて!