2018年の大河ドラマ「西郷どん」の主人公は維新の英傑・西郷隆盛。薩摩の極貧の下級武士にすぎなかった男が悲喜交々の経験を経て、革命家へと成長していく姿を描く。隆盛役に抜擢された鈴木亮平が抱負を語る。
 

ーー西郷隆盛の印象は?

「人間力に溢れた人。また周囲の人間力にも愛された方だなという印象です。人の痛みを自分の痛みのように感じる人柄で、私はそれを共感力と呼んでいますが、そんな人間性が最大の魅力。もうひとつは行動力です。一人で乗り込み、話し合って帰ってくる。この行動力は素晴らしいと思います」

ーー芝居に心掛けていることは?

「相手の気持ちに寄り添うことを常に考えています。そして吉之助さんはよく泣きます。体は大きいけど繊細な心の持ち主。薩摩隼人の男らしさにこだわらず、人間臭さを強調しながら演じています。歴史考証の先生方に聞くと、当時の薩摩の武士には珍しく、西郷さんはすごく女性っぽい繊細さを兼ね備えた人だという話もあり、こうした逸話も参考にしています」

 
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