「BEST T!MES」連載30問30答、2018年最初に登場するのは2017年の雪辱を期す千葉ロッテマリーンズの新監督・井口資仁氏。最後に、BESTTIMES世代~井口監督と同世代に対する言葉。「幸せな世代」と言い切るその根拠とは?

■「狭間の世代」は幸せな世代

 

 同世代の方に対しては「上の世代はスパルタ方式が当たり前で、下の世代はそのスパルタを否定する」、ちょうど狭間の世代というイメージがありますね。
 上司にはガンガン厳しく言われて指導されてきたけれど、部下や後輩に同じ要領で接してもうまくいかない。会社などの組織で、そんな苦労に直面している同世代の方は多くいるんじゃないかな、と。

「損な世代」だと感じる人もいるかもしれません。でも、少し視点を変えてみれば、狭間の世代であることには、有利な点があることにも気づけると思います。少なくとも僕は「幸せな世代」だと自分を思っていますからね。

 あくまでも一般論としてのイメージですが、上の世代の長所は厳格で、バイタリティに富んでいること。でも、頑固でなかなか自分の意見を変えられないという短所もある。下の世代は、自由で柔軟な発想を持っているけれど、困難な状況への耐性に乏しい。そんな特徴があるように思います。

 翻って、何か新しいことを成し遂げるためには、この両方の長所があったらそれに近づくことができるのではないでしょうか。
 そして僕たち「狭間の世代」は、頑張ればそれぞれの世代の長所を学ぶことができる環境にいます。
 何かを発明する。新しいビジネスモデルを構築する。そういうことができるのは、狭間の世代ならではだと思います。上の世代は、新しい考え方を受け入れづらいし、若い世代は、上の世代の厳しいやり方についていけないかもしれない。でも僕らはできるかもしれない。

 
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