就活の第一関門と言えるES。とはいえ、履歴書感覚で何となく設問を埋めしまう人も多いのでは? そんなES攻略のコツを、プロの協力のもと徹底リサーチ。ガッツリ参考にして「数撃ちゃ当たる」精神とおさらばしよう!
 

人気職に就くためのエントリーシート添削講座(前編)

 苦労して書き上げたESの良し悪しは、自分ではなかなか分からないもの。就活を目前に控える大学2年生コンビの先輩たちも、 同様の悩みを抱えた就活生だ。そこで今回は、就活のプロにES添削を依頼! 果たして先輩たちのESの出来栄えは? 前編では今も昔も花形人気の「広告代理店」用ESを添削!

【相談者】森田くん(大学2年)石橋を叩いて渡る堅実 派。周りに流されやす い一面もあり、就活に 不安を覚えている。
【相談者】川崎くん(大学2年)いつも楽観的なムード メーカータイプ。就活 のことはあまり深刻に 考えていない様子。
【添削者】岡 茂信先生 現在、東証一部企業で採用と教育を担 当後、ジョブ・アナリストとして独立。 就職・採用活動に関する執筆や講演などを行なう。著書に『内定獲得のメソッド エントリーシート・自己分析・  インターンシップ(共著)』ほか。

ESを書く前の下準備からチェック!

 まず最初に大切なのが「志望する業界について今一度調べる」こと。知っているつもりで使っている言葉の意味を改めて調べておくと、意外な発見があるはず。広告代理店やアパレルなど、志望する業界に関するキーワードは要チェックだ。
 次に「業界内のグループ、広がりを知ろう」。例えば、ひと口にアパレルと言ってもメンズやレディス、子供服など分類はさまざま。業界内を広く知り、企業を比較することで、自分が志望する企業の特色をつかもう。
 最後に、「自己PRよりも大切なビジョンを持とう」。目指す業界への思い入れや将来像=ビジョンを持つことこそ、就活成功のカギ。自己PRはあくまでも、そのビジョンに説得力を持たせるための材料でしかないのだ。
 さあ、次からはいよいよ添削開始!

 

同じエピソードでも「記入欄」によって向き不向きが

川崎 岡先生、今回は僕らの先輩のESを添削してくださってありがとうございます。

森田 志望業界はどれも憧れの職種というイメージですが…正直どうでしたか、先輩たちのESは?

岡先生 はい。まあ平均点というか、始めのうちはこんなものかな、
と。もちろん、それぞれ良いところもありましたよ。

森田 可もなく不可もなく、ですか。では早速、順番にポイントを確認させてください。

川崎 まずは広告代理店の自己PR。個人的には、熱意が感じられて良いと思ったんですけど、冒頭からかなり修正されていますね。

岡先生 結論から言うと、内容が抽象的なんです。「美談」を書こうとして話が抽象的になるのは、ESを書き始めたばかりの人がやりがちなミスの典型ですね。

森田 「美談」を書くのはNGということでしょうか?

岡先生 いいえ。添削後のように、演劇や軽音楽に挑戦したという具体的な経験や、頑張ったことをきちんと語ることが大事なんです。

川崎 でも志望動機で先輩が書いていた「糸井重里さんのような〜」というのは具体的ですよね?

岡先生 具体的な人物名を出していますが、ここでは糸井重里さんが作ったキャッチコピーの実例を出してほしい。それと、この要素は志望動機よりも入社後のビジョンで使ったほうが活きてきます。

川崎 なるほど。それで添削後では入社後のビジョンで使っているんですね!

森田 勉強になります!

 

後編ではさらに3つの人気職業について添削していきます!