大人になるということは、見られる、ということ。
つまり、見られる、ということに備える武器を、僕たちはこれからのステージで身につけていかなければならない。大人であることの証明、きっとそれを先人たちは「作法」と、名付けたのであろう。置かれた場所において、ふさわしい振る舞い、相応しい時計を身につけられる大人になりたい。
そんな男のための、大人の時計作法入門。

休日はときどき、外に行く。

ビジネス、彼女、家族と、大人のオトコの日常は、何かと気遣いの連続だ。時には、何もかも都会に置きざりにして、古い友人と自然の中で男同士の時間を楽しんだって、バチはあたらない。そんな時、相棒にはオトコ心、いやともすれば子ども心をくすぐるような、タフでメカニカルな時計を選びたくなる。どんなに都会的でスタイリッシュなファッションを楽しんでいようとも、いざ外に出ればやはり武骨な時計への憧れが、沸々と湧いてくるというものだ。水に土に灰にまみれるアウトドアでは、そもそも高性能な時計が求められる。都会では無用の長物となる機能も、アウトドアならきっと実感を持って楽しめるだろう。そんなタフで高機能な時計に冒険心をくすぐられ、薪割りに精を出す。普段の自分にはない姿を、改めて見つけるきかけとなるかもしれない。真に心を開放するためには、こうした心の満足感は、結構大事なことなのだと思う。

精悍さを漂わせるネイビーのマウンテンパーカに、挿し色で効かせた赤のチェックシャツで遊ぶ大人の余裕さ。そして腕元に備えたダイバーズウオッチが、日常から解き放たれた空間を心だけ少年の頃へと誘ってくれる。

 もちろん、本格的な登山や獣道を行くようなトレッキングには、高度計やGPS機能などが搭載されたハイスペックモデルは必須だ。アウトドアは備えが大事。便利なだけじゃなく、迷惑を掛けないためにも機能についての勉強はしておきたい。ブルートゥースやUSB接続が可能なモデルなら、スマホと連動してより高いパフォーマンスを楽しめる。機能を使いこなすことができれば、新たなフィールドへの興味も湧いてくるだろう。スマホのナビに従い歩く都会とは打って変わり、地図と時計の方位機能だけで、トレッキングするのも面白い。もしかすると、迷った挙げ句クタクタになるまで歩き回るかもしれない。でもそれでいい。テントに辿り着く頃にはきっと腹ぺこで、飯もいつも以上に旨く思えるはずだから。

おなじみの<バブアー>のミリタリーコートが持つシルエットに、グリーンのウィンドーペーンでこちらも遊び心をプラス。ニクい演出に合わせて、カーキのナイロンベルトを湛えた男らしいミリタリーウオッチをチョイス。