あの国民的人気を誇る漫画の作者が描いた「デビュー作」って、どんな作品だったの?
そこにはヒット作につながる原点や、意外なジャンルに挑戦していた過去が存在してーー。
 

『モテキ』を描いた
久保ミツロウさんのデビュー作は?

久保さんのヒット作
『モテキ』
実写映画やドラマにもなるなど社会現象化。単行本『〜4.5』では番外編や作者インタビューなどを収録。講談社刊(イブニングKC)460円
久保さんのデビュー作
『3.3.7ビョーシ!!』

(2001年〜2003年/週刊少年マガジンで連載)講談社刊 全10巻

主人公の「モテキ」ぶりは
フジが夢見た理想の高校生活だった?

 人を応援することが好きな少年・新一が、ひょんなことから歌舞伎町のホストになる!? というユニークな設定のデビュー作『3.3.7ビョーシ!!』。「こんな10代を送りたかった!」と『モテキ』のフジがつぶやきそうな新一のモテっぷりにも注目して欲しい。

 

『ソラニン』を描いた
浅野いにおさんのデビュー作は?

浅野さんのヒット作
『ソラニン
ヒットから12年後の2017年に書き下ろし完全新作を含む新装版が発売された。小学館刊(ビッグコミックス)1,500円+税
浅野さんのデビュー作
『素晴らしい世界』

(2002年〜2004年/サンデーGXで連載)小学館刊(サンデーGXコミックス 10YEAR'S CHRONICLE) 全1巻 750円 

生きていればきっと、
いつかいいことがある。

 みんな不安や不満を抱えながら、それでも素晴らしい世界を目指し生きているーーそんな人々の日常を描いた連作短編集。登場人物が以降の話に少しずつリンクしているのにも注目。『ソラニン』新装版で描かれた「完全新作」のかたちにも通ずるメッセージ性が込められている。

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