――プレッシャーという点では、アマチュア時代と比べて楽になったということですね。

 だから、練習もサボろうと思えばサボれます。現役の時とは違ってコーチもいないですし、自主的にスケート場に行くだけですから。でも僕は、アマチュア時代に大会に出ていた時と同じように、日々難易度の高い技や体力的にきついプログラムの練習を行なっています。そうして常に自分の目標を一歩先に設定すると、ショーで行う技もより正確に、美しく見えるようになるんです。そして何より、自分自身を精神的に鍛えるというんでしょうか、日頃の鍛錬を怠らずに毎日フィギュアスケートに向き合える心を持っていたいんです。

――そのストイックな姿勢の原動力は何でしょう。

 やっぱり、ファンのみなさんに喜んでもらいたいっていうのが一番ですね。プロになってからもファンの人から「あのプログラムがすごく良かった」とか、「演技すごいですね」って言われると、すごく嬉しいんです。お客さんの喜びが、僕自身がフィギュアスケートをやることの喜びになっているので、ただただそれを味わいたい。だからそのためにも、日々スケートと向き合っていきたいんです。

〈明日の質問は……Q11 .「モチベーションを維持する秘訣は?」です。〉