■録音したいなら

 診察のとき、メモをとる手が震えてしまっている患者さんもいます。専門用語も多く、正確なメモがとれないこともあるでしょうし、逆にメモをとることで頭がいっぱいになり、理解は先送りになってしまうこともあると思います。

 

 そういうときには、医師の話を録音するのも一つの方法です。

 ただし、そのときには是非、「メモを上手にとる自信がないので、あとから聞き直せるように録音してもいいでしょうか」などと一言伝えてください。

 今のレコーダーは高性能ですから、スイッチをオンにしたままポケットに入れておけば、医師に秘密にしたまま録音できてしまうかもしれません。しかし、それを医師が知ったらあまりいい気持ちはしません。

 逆に、いきなり机の上にどんとレコーダーを出されると、無言のプレッシャーをかけられているように感じます。

 前にも述べたように、医師も人間です。信頼関係を構築するために、どうか一声かけてください。

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