「明治維新とは、攘夷をやると思わせて、

 討幕を行った詐欺である!」

幕末•維新を舞台とした司馬遼太郎の
小説•評論などを通して近代の日本を考察。
「難解な幕末•維新」という時代の深層を、
比較文学者の小谷野敦氏が解説する!

写真/文藝春秋

●司馬遼太郎は薩長寄りだった!?
●島津斉彬が物語る幕末•維新の真実とは?
●西郷隆盛は本当に偉人なのか?
●尊王攘夷と反米保守の関係とは?
●司馬はなぜ天皇論を避けたのか?

 

【目次】

 序 章 司馬遼太郎から学んだこと
  「言い過ぎてはいけない」 

第1章 私の司馬遼太郎

第2章 幕末と「攘夷」

第3章 攘夷を掲げて維新をやり

    攘夷をやらなかった詐欺

第4章 西郷隆盛は偉人か?

第5章 『坂の上の雲』より、『ポーツマスの旗』

第6章 『胡蝶の夢』と司馬凌海 〜あるお伽噺〜

第7章 江藤新平と乃木希典

第8章 明治維新型だった太閤秀吉

第9章 中国が舞台の司馬作品

第10章 司馬における女性

第11章 司馬を愛する作家たち

第12章  「歴史小説」の終わり 〜小説やドラマの宿命〜

終章 思い出

 

【プロフィール】
小谷野 敦(こやの あつし)
1962(昭和 )年生まれ。 作家・比較文学者。東京大学 文学部英文科卒業、同大学院 比較文学比較文化専攻博士課 程修了。学術博士。著書に『も てない男』『谷崎潤一郎伝_ 堂々たる人生』『川端康成伝_ 双面の人』『日本人のための 世界史入門』『頭の悪い日本 語』『俺の日本史』『文豪の女 遍歴』『純文学とは何か』など。