かつて寺山修司は「書を捨てよ町へ出よう」と言ったけど、本がスマホにその座を取って代わられた今こそ、僕らはあえてこう訴えたい。「書を持って旅に出よう」。男の旅には、相棒のような一冊が必要だ。さまざまな旅先に持っていきたい、そして読むだけで旅の気分が味わえる3選。
 

日常の終わり、別れ、そして旅立ち。
あなたにとっての「卒業」とは?

学生たちにとって、3月は卒業のシーズン。
卒業する人、それを見送る人、思いはさまざま。
ちょっと切ないけど心温まる、そんな3冊をお届けします。

 

旅立ち。卒業、十の話
ダ・ヴィンチ編集部 編

卒業は、はじまりだ。人生の先輩が贈る言葉

学校だけでなく、宝物や記憶など大切な存在からの「卒業」をテーマに、あさのあつこら青春小説の旗手が描く短編オムニバス集。別れは哀しい、けれど新しい旅立ちの一歩である--著者たちの温かいメッセージが全編に込められた感涙の物語。メディアファクトリー刊

 

DREAMS
おとなになったら、なんになりたい?

大脇 崇 著、ワールド・プロジェクト 編

「大切なこと、忘れちゃってない?」

サッカー選手、パイロット、お菓子屋さん…小さい頃、誰もが目をキラキラ輝かせて語った将来の夢。そんなこどもたちの夢と笑顔を、世界中から集めたフォトブック。これから就職する人はもちろん、すべての社会人が忘れてはならないものがここに。サンクチュアリ出版刊

 

長い終わりが始まる
山崎ナオコーラ 著

大学4年生。卒業まで、あと少し。

卒業を間近に控えた小笠原は、就活も人間関係も興味なし。ただサークルでやっている趣味のマンドリンに夢中なだけ。そして、好きな人がいる。平凡で穏やか、だけどどこか儚い大学生のモラトリアムな日常を、ゆるやかな時間の流れで描き出す。講談社刊

 

今週末はバッグに本を詰めて、ふらり旅に出かけてみては?