駐車場の斜め向かいにある「あいそめの湯」でのんびり過ごしたあと駅に戻って帰りの電車に乗った。今度は「まるまどりーむ号」という車両で、先ほど駅のはずれの駐車場脇に保存されていた「丸窓電車」と同じ青とクリ―ム色に塗り分けられている。これも元東急の電車で、ドア脇の窓が丸窓に改造されているのが御愛嬌だ。車内は木目調の落ち着いた雰囲気に改装されていて、座席は東急時代のロングシートのままだが、観光列車のテイストを加えている。大がかりな改造は予算面などの制約もあるのでできないのだろうが、好感の持てるリニューアルだと思う。

別所温泉駅付近の「まるまどりーむ号」

 他にはシニアと思われる女性がひとり乗っていただけだったので、通路の向かい側の丸窓を通して車窓を撮影してみた。特異な形状の独鈷山を、丸窓を通して見たかったのだが、そちらは西日で眩しいので上手く撮影できそうにない。というわけで、北側の山並みを丸窓越しに眺めることにした。見事な車窓を独り占めしたような気分で大いに満足である。
 往路よりも遥かに空いていて車内も、大学前からは下校時の学生が大勢乗ってきて混雑してきた。もはや車窓は楽しめない状況になったが、それまで充分楽しんだし、市街地に入ってしまったのであきらめはつく。

「まるまどりーむ号」の車窓から

 上田駅ではお土産を何種類か売っていたので、「まるまどりーむ号」と「さなだどりーむ号」のイラスト入りのカップ酒セット「どりーむカップ号」を購入した。帰宅すると酒豪の妻は大喜びだった。

どりーむかっぷ号(カップ酒セット)