現在、プロフィギュアスケーターとしてアイスショーやテレビ出演などで活躍する織田信成さん。長年親交のある羽生結弦選手の魅力とその関係性について、平昌オリンピック開催前にお話を聞きました。

オンはストイック、オフは茶目っ気たっぷり

――羽生選手と仲の良い印象の織田さんですが、織田さんだからこそ知る彼の素顔を教えてください。

 

 ストイックで研究熱心、そして頑張っている姿を人に見せることなく黙々と練習する。そんなフィギュアスケート選手としての羽生選手は、皆さん知るところだと思います。ですが、一歩スケートリンクを離れれば、とてもフレンドリーでお茶目。信じられないかも知れませんが僕も彼と同じタイプなので(笑)、シンパシーを感じるんです。
 少し前に話題となった恋ダンス動画然り、羽生選手はとっても新しいものが好きなんです。流行していることについて、とてもよく知っています。それに、彼はツッコミ上手です。僕が関西人なのでよくボケをかますんですが、大抵の人にはスルーされます(笑)。でも、羽生選手はちゃんとツッコんでくれるんです。

――すごく仲が良いんですね。プライベートで遊びに行くことも?

 実はないんです。会うときはほとんどが遠征先。今彼はカナダに住んでいますから、プライベートで会う機会がないんです。加えて、彼はフィギュアスケートに集中するために、遊びの時間をほとんど削っています。そんな彼に、気安く遊びに行こうとは誘えないですし、その方が彼のためになるとも思っています。

 

――羽生選手には、今後どのようになってもらいたいですか?

 選手としてさらに活躍して欲しいのはもちろんですが、その先は指導する立場としての彼にも期待しています。羽生選手は、指導者としても優れた才能を持っていると思っています。彼はジャンプひとつとっても、身体能力で飛ぶのではなく、技術力で飛んでいます。あれだけ難易度の高い技を繰り出すのに、生まれ持った身体能力に頼る人も少なくありませんが、羽生選手は技術を知っているんです。それを是非、後輩たちに伝えて欲しいですね。

〈明日の質問は……Q20「プログラムを考える時に意識することは?」です。〉