日本のフィギュアスケートが、世界トップレベルである理由とは? 織田信成さんにお話を聞きました。

長い歴史の中で、優れた指導者が沢山いたから

――フィギュアスケート界では、日本は金メダリストをはじめ、多くのトップスケーターを輩出しています。それはなぜでしょうか。
 

 日本におけるフィギュアスケートの歴史は、とても長いんです。そして、浅田真央ちゃんのコーチである佐藤信夫さんをはじめ、非常に優秀かつ熱心で、フィギュアスケートのことならなんでも知り尽くしている素晴らしいコーチが沢山いるんです。そうした方々の支えの中、積み重ねてきたものが今花開いているんだと思います。フィギュアスケートにおけるアマチュアの環境は、決して充実したものではありません。だからこそ、先人の方々によって、支えられている部分がとても大きいんです。

――選手層も、とても厚いように思えるのですが。

 確かに厚いです。荒川静香さんが金メダルを獲った時から、フィギュアスケートがメディアで大きく取り上げられるようになって、より多くの方が興味を持ってくださるようになったと思います。それによって、フィギュアスケートをやってみたいという子どもたちも増えましたから。今では人気スポーツの仲間入りをしましたよね。僕が子どもの頃は、全日本選手権でさえテレビ放送もゴールデンタイムではなくて深夜だったし、とても地味な競技だったんですけどね(笑)。

 

――全体的に、底上げがなされたんですね。

 そうだと思います。そうしてフィギュアスケーターを目指す人が増えると、お互い切磋琢磨する良いライバル関係を構築できます。その結果、今回の平昌オリンピックのように、メダリストが複数出る可能性が生まれるんです。だから、これからももっともっと皆さんにフィギュアを観てもらいたいです。僕自身も日本のフィギュアスケート界にさらなる貢献ができるように、さらに頑張りたいと思います。

〈明日の質問は……Q22「今後、優れた選手を育てるためには、何が必要?」です。〉