先日発表された、タイムズハイヤーエディケーションによる世界大学ランキング。日本のトップ、東京大学ですら46位。ではその上位に食い込む大学は何が違うのか?  同大学ランキング10位、ペンシルバニア大学の対策を読み解く。
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■多様性を重視。幅広いバックグラウンドを持つ生徒が集結

 

 ペンシルベニア大学は1740年に創立された私立の研究型大学で、アメリカ合衆国北東部に位置する8つの名門大学から成るアイビーリーグの1校です。University Cityと呼ばれる、西フィラデルフィアの東にキャンパスを構える同大学ですが、地元の多くの人たちには「ペン」という愛称で親しまれています。他に「ユーペン」という略称が使われることもあります。

 2017年秋時点では、ペンシルベニア大学には合計25,367人の生徒が在籍しており、そのうち10,496人が学部生で占められています。留学生も多く、その数は現在の1年生の14パーセントにも及びます。出身地の内訳は、アフリカならびに中東が11パーセント、オーストラリアならびに太平洋地域が4パーセント、アジアが48パーセント、中央・南アメリカならびにカリブ地域が9パーセント、そしてカナダおよびメキシコが14パーセントとなっています。多様性を重視している学校ですので、学生は様々な国の異なるバックグランドを持った生徒と肩を並べて勉強することになります。

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