向田邦子の名作『家族熱』がこの春、ふたり芝居としてよみがえる!
そこで今回、息子役で出演する溝端淳平さんにインタビューを敢行。STREET JACKでは約10年にわたり表紙など数多くの企画で登場、近年は一人の俳優としてドラマや映画以外にも活動の幅を広げる溝端さんが、なぜ今「舞台」に目を向けているのか。その現在地を探る。
写真を拡大  あすからはSTREET JACK WEBにて、溝端さんが18-22歳の自分を振り返る短期連載『1819202122~My 5 years talk~』がスタート!

お客さんの前で全身全霊で演じる姿を観てほしい

 舞台『家族熱』は、1978年に浅丘ルリ子と三浦友和の共演で放送された連続ドラマを原作とし、そこから3年後という設定に翻案。歳の近い義理の母と息子が、“家族”という制約から解放され、秘めた思いを吐露することで、激しく揺れる心情をきめ細かく描き出す。

 

ーー「家族熱」といえば往年の名作ですが、今回の舞台では溝端さん自身、どんなお芝居を目指していらっしゃいますか?

溝端 お相手は、血の繋がらない義理の母役を演じるミムラさん。ひと回りしか違わない継母です。微妙な年齢差や家庭の事情で押し込めてきた感情、義理の母と3年ぶりに再会し、そこでお互いが本音を少しずつ言うシーンなど、複雑で繊細なお芝居になりそうですね。お互い本音やリアルな感情をちょっとずつ出していくことで、とっても色気があり、とても危険な香りのするお芝居にもなると思いますね。

 僕にとっては初となるふたり芝居です。見に来てくださるお客さんには、ひとりの人間同士が感情を持って向き合い、ジリジリジリジリと起こってくる出来事や、その空気感を感じ取ってほしいですね。

ーー溝端さんはこれまでに多くのドラマや映画に出演されてきましたが、舞台の演技となるとまた特別なものになるのでしょうか?

 

溝端 僕は「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の翌年からドラマが2つ決まり、その翌年にはドラマで初主演を務めさせてもらいました。出演作品を見ると順風満帆だったのかもしれないですが、今になって思い起こすといい意味でも悪い意味でも、出世が早すぎる人生だったなと思うんです。

 苦労してきたなと思う部分もあって、例えば、22歳までは役を噛み締めながら演じてきた感覚がないんです。大きなプレッシャーも感じながらだったので、お芝居の楽しさも難しさも分からないまま、とりあえず大人の顔色を伺いながら演じていた部分もありました。でも、今ではきちんと演技や役に向き合えるようになりましたね。舞台はドラマや映画とひと味違って、生でお客さんの前で全身全霊で演じるもの。その姿をぜひ観てほしいですね。

ーー今の溝端さんと10歳近く歳の離れた若いSTREET JACK読者は、あまり舞台に馴染みがないかもしれません。そんな彼らに向けてメッセージはありますか?

溝端 正直、僕がこの仕事をしていなかったら今のように舞台を観に行っているのかわからないですが、若い人にもぜひ見に来てほしいとは思いますね。向田邦子さんの作品は若い人たちにはあまり馴染みがないかもしれませんが、「向田作品はさ~」と若い人たちが語り合っていたらかっこいいですよね。

 それに今は、音楽のジャンルでも、CDの売上は下がっていてもライブの売上は上がっているように、“リアルな体験”というコンテンツは盛り上がってきているじゃないですか。そういった意味でも、やっぱり一度は舞台を観に来てほしいですよね。

 

あすからはSTREET JACK WEBにて、
溝端さんが18-22歳の自分を振り返る短期連載
『1819202122~My 5 years talk~』がスタート!
お楽しみに!

 

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