【おとう鈴

 

授与所 市比賣(いちひめ)神社

ご利益 不浄を払い、家族の健康安全を祈願

初穂料 2000円(税込)

 平安時代、今の西本願寺界隈から西に広がるエリアに、都の一大官営市場があった。市場の守護社として、平安遷都の翌年、795年に創建したのが、市比賣神社である。五祭神のすべてが女神様で、全国でも珍しい女人守護、女人厄除けの神社である。宮中との縁も深く、かつて御所の女性たちが参拝に訪れた由緒ある神社で、古来より女性たちに信仰されてきた。
 写真のお守りは『おとう鈴』というが、宮中では現在でも、お手洗いを“おとう”というそうだ。
「日本の家屋のすべての部屋に神様が宿っておられますが、特に家族みんなで使うお手洗いこそ、清潔にして、神様を崇めることが大切なんです」と禰宜(ねぎ)の飛驒大富(ひだもとよし)さん。土鈴を振ると清々しい音色が響くが、鈴の音は神様の声をあらわすと言われており、お手洗いを鈴の音色で浄めて、家族の健康安泰を祈願するお守りだという。
 白木の台の綴じ目を手前にして、その上にお祀りし、お手洗いの一隅に置く。一年お祀りしたあとは、必ずお手洗いの中で割って、紙に包んで処分するか、神社の納札所に持っていくこと。
 神様がいることを知らせてくれるお守りがあれば、お手洗いは常に清潔にしなくてはと思うはずだ。

市比賣神社
住所:京都府京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入ル
TEL:075-361-2775