現在放送中の『コンフィデンスマンJP』などのテレビドラマ以外に、映画では「ALWAYS 三丁目の夕日」や「探偵はBARにいる」のシリーズ、舞台ではTEAM NACSの公演の脚本なども手がけてきた古沢良太さん。それぞれ脚本の書き方は異なるのか?

――映画とドラマでは脚本の書き方や、物語の構成の作り方は変わってくるのでしょうか。

 

 僕はほとんど同じですね。ただ、映画については監督のものだと思っているので、なるべく演出の余地や、解釈をゆだねる部分を残すように意識しています。舞台については、一番の見どころは「俳優さんの生の演技」だと思うので、俳優同士のぶつかり合いを堪能できる話がいいかな、と考えたりもします。違いとして挙げられるのは、それくらいですかね。

――ではドラマの脚本の場合は?

 舞台や映画と比べると、テレビドラマは日常の中で見るものですよね。ですから「毎日の生活が明るくなるものを作れたらいいな」ということは毎回意識しているかもしれません。

――テレビドラマの場合は10話ほどの長い物語がありますし、キャラクターを作り込んでいくのも大変だと思います。

 オリジナル脚本のテレビドラマの脚本では、そこはすごく時間がかかりますね。0から1を作るわけですから。

 
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本連載『30問30答』の第3問「脚本を書く時にいちばん悩むことは何でしょうか?」では、「連ドラについては、物語が走りはじめる前に、主人公たちの関係性や世界観をしっかり作っておくことが大事」「『ちょっとしたきっかけを起こせば、あとはこのキャラクターたちが勝手に面白くしてくれる』っていうフォーメーションを最初に作っておくのが理想」と話していた古沢さん。ドラマの脚本作りの背景については、他の質問でも詳しく答えているので、そちらも参照してほしい。
〈明日の質問は……Q13.「古沢良太が考える『本当の名ゼリフ』の条件とは?」です。〉