『リーガル・ハイ』(2012年)に『デート~恋とはどんなものかしら~』(2015年)など、熱狂的なファンも多いオリジナル脚本のテレビドラマを作ってきた古沢良太さん。彼が「会って話を聞きたい」とまで思ったテレビドラマの脚本家とその作品とは?

――最近見られたドラマや映画などの映像作品で、面白いと思ったものは何ですか?

『THIS IS US 36歳、これから』でしょうか(2016年9月からNBCで放送が開始されたアメリカのテレビドラマ。日本では2017年10月からNHK総合でシーズン1を放送)。

――どんなところが面白いと思ったんでしょうか。

 家族もののドラマで、家族というテーマに真摯に向き合っていながら、非常にテクニカルで構成も斬新。ホームドラマの最新型を見せてもらった感じがあって、刺激になったというか、「すごいなあ」と正直に思いました。僕は人に会いたい、話してみたいとは思わないタイプなんですけど、この脚本を書いた人には話を聞きたいなと思いましたね。えーと名前が(スマホで調べて)……ダン・フォーゲルマンという人ですね。

――話を聞けるものなら聞いてみたいと。

 はい。「どういうふうに作っているんですか?」って聞きたいです。

 

――そうやって海外の作品に刺激を受けることは多いんですか?

 そうですね。特にアメリカとか韓国は、ワンシーズンにすごく話数の多いドラマを、短期間で作っている。どんな作り方をしているのか知りたいです。1人で全部やっているわけではないはずなので。

――脚本をどういうチーム体制で書いていて、どういう計画を立てているのかということですね。

 あと権利とかお金の問題含めて、どんな形でやっているのか知りたいです。日本の脚本家も、今の下請けの体制でやっていくのには限界があると思うし、これから日本は世界と戦えるドラマを作っていかなければいけないと思っています。そして新しいドラマの作り方を開拓できるのは、自分の腕一本で新しいものを生み出せるフリーの人間で、特に脚本家。だから、新しいドラマの作り方では、脚本家の担う役割は大きくなっていくと思うし、その作り方を開拓できるのはひょっとして自分なんじゃないかな?とうぬぼれかもしれないけど、義務を感じたりもしてます。

 
 
〈明日の質問は……Q18.「ほかの脚本家にはない、脚本家・古沢良太の特徴は何ですか?」です。〉