性風俗業界で働く人は男性も女性も一匹狼が多く、自らの仕事や本音を明かして話し合える場所、同業者同士で集まることのできる機会は非常に少ないのが現状である。そうした現状を少しでも改善し、この業界で働く人たちがつながることのできる空間をつくることを目的に、昨年12月「セックスワーク・サミット2017 冬」が開催された。テーマは「性風俗と社会をつなぐ」。

 今回のテーマは「法律」です。風俗をめぐる法律の歴史と現状、及び働く女性の法律相談に精通したパネリストの方々をお招きして、法律の観点から議論していきます。

 司会はセックスワーク・サミットの開催する一般社団法人ホワイトハンズ代表理事、坂爪真吾さんが務めます。

【パネリスト紹介】

◆岩切大地(いわきり・だいち)さん

 

 立正大学法学部教授。1979年生まれ。『性風俗と法秩序』(尚学社)共著者。慶應義塾大学大学院前期博士課程修了、同後期博士課程単位取得退学(修士)。主な研究テーマは、憲法・イギリス憲法比較研究。

◆大崎柳也(おおさき・りゅうや)さん

 

 風俗プレナー チーフコンサルタント。一般社団法人ECS 風俗等健全化育成機構 代表理事。風俗営業の各種各業態を、年商50億円グループから全くのゼロスタート店舗まで、50店舗以上の運営に携わり、関わった女性は延べ3,500名以上。業界で培ってきた専門家や警視庁OBなどのネットワークを駆使して風俗業界の刷新と健全化を目指して活動中。

◆浦崎寛泰(うらざき・ひろやす)さん

 

 弁護士・社会福祉士。PandA法律事務所代表、風テラスメンバー。1981年生まれ。長崎県の離島(壱岐市)で「離島弁護士」として3年間で1000件近くの法律相談を担当。 千葉では刑事裁判、特に裁判員裁判を数多く担当。現在はこれらの経験を活かし、司法と福祉が連携する「司法ソーシャルワーク」の実践を通じて、刑事事件から一般民事事件まで幅広く取り組んでいる。