精密機械である時計には、こまめなお手入れが不可欠。そこで、ケアの頻度や難易度ごとに応じて、毎日のメンテナンスから困ったときの対処法までを徹底解説する基礎講座をここに開設!

第3回は「毎日欠かさずやるべき、基本のお手入れ」。
お気に入りの時計をより長く、よりきれいな状態で使うために、毎日やっておきたい初歩的なメンテナンスを紹介しよう。

 

Step 1
朝出かける前に、必ず時間を確認しよう

リューズを摘んで半回転させて半回転戻しの繰り返し。小さくて繊細な歯車の焼き付きを防ぐために、目安は「1秒間にワンストローク」と心がけよう。

機械式時計は必ず定期的な巻き上げを

 機械式時計の場合、ゼンマイの駆動時間は巻き上げてから30~40時間というのが普通。腕の動きが小さい人だと、自動巻でも2日も置いておくと止まっていることもしばしば。そうなる前に、1日1回巻き上げる習慣をつけたい。微妙な違和感や故障にも気づきやすくなるメリットが。

 

意外に知らない?
リューズを使った時間・日付・曜日の合わせ方

時間・日付・曜日の合わせ方

 合わせ方の順番、基本は時間→日付→曜日の順。まずは「時間」から。手の感覚でリューズを二段引きの状態にして、時計回りに回転すると分針が動き出す。その状態からリューズを一段戻し、再び時計回りに回転すると「日付」を調節できる。そして最後に「曜日」。一段引きの状態をキープしたまま、今度は逆に回すことで曜日欄が動きだす。ただし、あくまで一般的な例であって、すべての時計に当てはまるわけではないので、ご注意を。