タイムズ・ハイアー・エデュケーションが毎年発表している世界大学ランキング。昨年発表された2018年度版では、東京大学ですら46位。その上位に食い込む大学の実力とはいかほどか。同大学ランキング8位。インペリアル・カレッジ・ロンドンの傾向を読み解く。
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■理系に特化した英国屈指の名門校

 インペリアル・カレッジ・ロンドンは1845年に設立された公立の研究型大学です。同大学は、イギリスの首都ロンドンに位置しており、理系に特化した同国有数の研究機関として広く知られています。2016年時点で、16,000人の正規学生が在籍しており、そのうち10,000人が学部生です。留学生も多く在籍しており、その占める割合はなんと55パーセントに上ります。

 The Times Higher Education誌およびQSなどが作成している世界大学ランキングは、教育や研究だけでなく留学生の比率などの国際性も評価の対象です。The Times Higher Education誌のランキングでは評価項目全体の2.5%、QSのランキングでは全体の5%の比重が留学生の比率に与えられています。この評価基準を反映して、ランキング上位を目指す多くの大学が現在多様性の向上に注力していますが、そんな大学にとって同大学はお手本となる学校です。

 実際、2017年にThe Times Higher Education誌によって実施された留学生比率の世界大学ランキングで、同大学は堂々世界第8位にランクされています。留学生の内訳は中国が突出して多く、その他にもフランス、マレーシア、イタリア、ドイツ、シンガポール、スペイン、ギリシャ、インド、そして香港からの留学生も多く在籍しています。