育児を通した夫婦関係について、「夫」目線で考える本特集「『イクメン』って結局なに?」。まず知っておく必要があるのは、夫婦は今、パートナーに「どれくらい満足しているのか」ということ。メディアは、お互いに不満を持つ夫婦の姿ばかりを映し出すが、子育て世代の夫婦は本当に不満だらけなのだろうか。

●半数以上が満足派! メディアが煽る家庭問題

 

 BEST T!MES編集部では、0〜6歳の子どもを持つ20〜50代の男女500人にアンケート調査を行った(2018年2月14日~15日集計、アンケート協力:アイブリッジ)。最初の問いはズバリ、「夫または妻に対する満足度はどれくらいですか?」。

 はたしてパートナーへの満足度はどうだったのか。さっそく結果を紹介しよう。

「満足している」30.8%

「やや満足している」24.0%

「とても満足している」18.0%

「やや不満がある」15.6%

「不満がある」7.4%

「とても不満がある」4.2%

 ご覧の通り、男女ともに、現在のパートナーに「満足している」「やや満足している」「とても満足している」の満足派が全体の7割を占めている。「やや不満がある」「不満がある」「とても不満がある」の不満派は、わずか3割弱にすぎない。
 これは意外といい結果だと言えるのではないか。なぜなら、世の中の多くの人は、夫婦はお互いに不満だらけで、特に妻の不満が大きいとイメージしていると思われるからだ。

 

 実際、2017年6月にNHKで放送された『ニッポンの家族が非常事態!?2 妻が夫にキレる本当のワケ』という番組では、「夫にキレる妻」「妻がなぜイラ立っているのか、その原因に気づけない夫」をテーマとして取り上げて大きな話題となった。
 この番組に象徴されるように、夫と妻の間にはコミュニケーションの「ズレ」があり、多くの妻は自分のことを理解しようとしない夫に不満を抱えている、というのが夫婦に対する一般的なイメージだったように思われる。以前、妻が夫への不満、怒りを投稿するインターネット掲示板「だんなデスノート」が様々なメディアで取り上げられ、認知度を上げたことがあったが、あれも「キレる妻、理解できない夫」という「夫婦は原則不和」という固定観念を強調する出来事だった。
 ただ、編集部でおこなったアンケートを見てみると、必ずしもすべての夫婦に上記のような関係性が当てはまるわけではないことがわかった。

 しかし、メディアが煽っているとはいえ、夫婦の間に不満がまったくないとは限らない。そこで、次回からは二回に渡って夫と妻、それぞれが抱えるパートナーへの不満を明らかにしていく。