ある日突然、両親の再婚で同い年の高校生・遊と同居することになった光希。2人の甘く切ない恋を描いた映画『ママレード・ボーイ』(4月27日(金)公開)の原作は、シリーズ累計販売部数1000万冊(!)を越える超人気少女漫画。そんな注目作の主演を務めた桜井日奈子と吉沢 亮さんに、撮影秘話やお互いの印象、自身の恋愛観などについてたっぷり語ってもらった。
写真を拡大 保健室で寝ている光希に遊がキスする、あの伝説のシーンも実写で再現! ©︎吉住渉/集英社 ©︎2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

 

 今作は、お互いの両親がパートナーを交換して再婚し、2つの家族がひとつ屋根の下で同居生活を始める…というなんとも特殊な設定。そんな中、徐々に恋心が芽生える遊と光希だが、演じる上で、それぞれのキャラクターをどのように受け止めていたのだろう。

桜井 光希は、素直でまっすぐで何事にも一生懸命。思ったことを隠さず全部口に出しちゃう性格なんですけど、原作を読んでいた世代のスタッフさんから「(日奈子ちゃんは)等身大に近い感じだよね」って言われたんです。それで、「そうなんだ。じゃあ、自分の持っている感覚でやってみてもいいのかな」という気持ちになりました。

 確かに、「ピュアでまっすぐで一生懸命」というキーワードは、桜井さんのイメージにピッタリ当てはまる。

桜井 家族の中で、光希だけが割と普通の感覚を持っていて共感できる部分も多かったんですよ。両親がパートナーを交換して2つの家族がシェアハウスで一緒に暮らすなんて、絶対異常じゃないですか!(笑)でも、それを「おかしい!」って主張するのは光希だけなんです。だから「そりゃそうだよ! うん、わかる!」って(笑)。

 ただ、“等身大”で“普通の女の子”だからこそ、演じる難しさもあったと振り返る。

桜井 監督から「普通でいてくれ」と言われたのですが、それが逆に難しかったです。「普通ってなんだろう」って。監督は、たくさん説明をされる方ではなくて「演じる側が考えてやる」という感じだったので、私にとっては難しかったですね。

 一方の吉沢さんは、イケメンでスポーツ万能、頭脳明晰、ちょっとクールな“THE・王子様”という役どころ。少女漫画ならではのキャラクターだからこそ、「あえて原作のキャラクターを意識しすぎないようにした」と語る。

 
写真を拡大 光希と遊の両親に、中山美穂、檀れい、谷原章介、筒井道隆と “ラブストーリーの神たち”とも言える 超豪華キャストが集結。 ©︎吉住渉/集英社 ©︎2018 映画「ママレード・ボーイ」製作委員会

吉沢 すごく設定はぶっ飛んでいるんですけど(笑)、中身は意外と身近な恋愛の話なので、あまり原作のキャラクターを意識しすぎるとウソっぽくなりそうだなと思ったんです。それよりも、現場で生まれたこととか、台本を読んで自分が思ったことを大事にしました。もちろん、原作の雰囲気とかキャラクター性はリスペクトしつつ、あえて考えないようにしていたかな、と。ただ、公開が近づいた今になって「やべぇ、原作ファンの皆さんに怒られたらどうしよう」って思ってます(笑)。