この先ふたりとも同じ水準で働けるか?

 共働きカップルの「マネープラン」について考える第3回は、財産管理と住宅がテーマ。まずは意外と知られていない財産管理の考え方。ファイナンシャルプランナー・岡村陽介さんに聞いた。

 

「基本的には、旦那さんの収入だけで生活全般をやりくりすることをお勧めします。奥さんの収入は将来の貯え(教育費や老後)や、先々に必要な支出(旅行、マイカー)の資金に回します。生活費をきっちり半々にするカップルも少なくありませんが、生活するうちに生活面でのパワーバランスが崩れ、不平不満が出るケースをよく目にしました。家事や育児の分担割合とかですね。まずは生活費は旦那さん1本に絞って、収入が上がれば生活がよくなるし、奥さんの収入が増えれば将来的な見通しに余裕が生まれます。依存関係を生まないようにするのがポイントですね。共働きのリスクのひとつは、“この先二人とも同じ水準で働き続けられるのか”ということ。どちらか1人の収入ではやりくりできないほど生活水準を上げるのは危険です」

 まずは夫の収入で生活基盤を作る。そのうえで生活水準を上げれば、もしもの時にも対応しやすくなる。

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