特集「『イクメン』って結局なに?」。前回の記事では、夫婦関係がうまくいっているママたちに「夫婦関係を維持するために努力していること」を聞くと、夫の価値観を受け入れて妥協している、という意見が多くを占めていた。一方の夫たちは夫婦関係を良好に保つために、何を努力しているのだろうか。そこで、BEST T!MES編集部では、夫婦関係がうまくいっているというパパたちに、直接話を聞いた。

 ●「妻の性格を分析し、接し方を変える」「お互いに自由な時間を持つ」

 

「妻への接し方を変えて夫婦仲が改善した」と話すのは、一人息子を育てる学さん(仮名・40歳)。出産後、学さん夫婦は子どもの教育方針の違いによって、妻との衝突が耐えなかった。このままでは埒があかないと感じた学さんは、ある時から妻に対して下手に出るようになったという。
「昔は、感情的にお互いの不満や主張をぶつけ合うだけでしたが、いつまで経っても解決しない上に、口では妻に勝てないことに気づいたんです。そこで、反抗的な態度を取らず『頼むから、もう少し優しい言い方にしてくれ』と下手に出て“お願い”をすると、妻も私の話を聞き入れてくれるようになりました。以前に比べれば、お互いに建設的な話し合いができるようになりましたね」(学さん)
 学さんは「相手の性格を理解し、接し方を変えることで夫婦の関係もよくなるのでは」と話してくれた。

 6歳と3歳、2人の子どもがいる春夫さん(仮名・35歳)は、夫婦仲円満のコツは「過度な要求をしないこと」だと語る。
「家庭において、家のことを最優先にしてしまうと、お互いに逃げ場がなくなり、共倒れしてしまう可能性が高い。そうすると妻も僕も家の居心地が悪くなるかもしれないので、妻と話し合ってお互いに自由な時間を持てるように調整するようになりました」(春夫さん)
 夫婦それぞれの「家庭以外の自由時間」を大切にする春夫さん夫婦。春夫さんは、奥さんからの理解を得ながら、仕事後は趣味の時間に当てているという。彼は「妻が僕たち夫婦の関係をどう感じているかはわかりませんが、私はとても満足しています」と語っていた。

 本特集ではパパとママの苦悩に迫ってきたが、なかでも目立っていたのが「一人になれる時間がない」という男女共通のホンネだった。春夫さん夫婦が実践している「それぞれに自由な時間を持つ」というコツは、図らずも世のパパやママの願いを叶える方法だった。

次のページ 妻への「思いやり」や「感謝」を持ち続ける難しさ