お笑いコンビのジョイマン(ボケ:高木晋哉、ツッコミ:池谷和志)は今年結成15周年を迎える。山あり谷ありの芸人人生、これまで解散の危機はなかったのか。そして話を聞く中で見えてきた、高木の独特の世界観とは? 

■バイトをしていた池谷、一方高木は

ーー売れなくなったあと、他の仕事をやろうと思ったことはありましたか?

池谷:僕はバイトしてました。仕事が減っていった2010年ごろから。焼き鳥屋さんで焼き鳥焼いてたり。それがこっちは奥さんがいるにもかかわらず、貯金切り崩してなんもしてなかったんですよ。一回同期の先輩たちの解散が重なった時期があったんです。お金の問題もあって。そのとき、僕が「(俺たち)大丈夫かな?」って聞いたら、こいつが「俺はなんでみんなお金のことで芸人辞めるのかわかんないんだよねー」って。それお前が言うんだ!って(笑)。

高木:僕はもともとお金に執着がなかったんです。芸人が稼げるとも思っていなかったし。

池谷:確かに僕らの場合、売れてガッといったとときもそんなにお金もらってなかったです。だから落ちていってもあんまり金銭感覚は変わってなかったのかもしれません。あと高木の場合、奥さんもすごい。普通離婚する流れになると思うんですけど、むしろ「忙しくない方がいいよ」って。

ーー奥様、天使じゃないですか。じゃあ高木さんは他で働くこともせず。

高木:そうですね、本当に隠れることをしていました。

池谷:あまりに姿を見ないので事務所の先輩が心配するんですよ。ただでさえ当時住んでいた場所がマニアックな所で。全く見かけない。理由は「顔バレが嫌」だったらしいです。近所のTSUTAYAでバイトすることを思いついても「高木ってバレるから嫌だ」と。

高木:その頃は「一発屋だ」って思われているという被害妄想が強くて。人間不信状態でした。そしてマスクをしたらしたらで、「芸能人ぶりやがって!」と言われました。

 
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