2018年は「明治150年」。この記念すべき年に、最新刊『世界に誇れる明治維新の精神』(ベスト新書)を上梓したケント・ギルバート氏。日本人は戦後植え付けられた、おかしな「罪悪感」にとらわれず、自国のよかったところはそのまま誇るべきだと主張している。

■明治維新150年=第一次大戦、戦勝100年

 

――明治150年を巡ってさまざまな記念行事があるようですね。

 はい。それ自体は非常によいことだと思いますし、当時の日本人たちがどのような思いで幕末・明治を生きていたのかを知り、現代の日本を考えるよい契機になることを期待しています。

 ただ、私はもうひとつ指摘をしておきたいと思います。今年(2018年)は、第一次世界大戦が終結してから、ちょうど100周年に当たる年でもあるのです。

 第一次大戦は1918年11月11日に終わりました。そして、日本は日英同盟に基づいて連合国側として参戦し、中国や太平洋地域のドイツ根拠地へ進出したほか、ヨーロッパに海軍を派遣もしています。

 結果として日本は戦勝国になりました。疲弊したヨーロッパ各国に対して相対的な地位も上がり、名実ともに世界の強国、大国の一角となりました。明治維新の志は遂げられ、大戦後に作られた国際連盟では常任理事国となったわけです。

 この悲惨な戦争が終わって100周年です。戦勝国の日本は、堂々とかつての偉業を祝い、当時の出来事をしのぶ機会を設けた方がいい。日比谷公園あたりを会場にして、しっかりとした式典を開きましょう。まだ時間は十分に残っています。

次のページ 100周年記念式典には習近平を招待するべき