ペットの二大派閥といえば、犬と猫。ひと昔前は犬の方が多い印象だったが、一般社団法人 ペットフード協会による「平成29年全国犬猫飼育実態調査」によれば、犬の飼育頭数は892万頭、猫は952万6千頭という結果になった。猫の頭数が犬を上回ったのは、調査から初めてとのこと。

 散歩をさせる必要がないことから、猫は高齢層にも人気を集めている。実際に飼えなくても、かわいい猫の写真や動画を見て癒やされている人は、老若男女を問わず多いだろう。

 愛くるしい表情も猫の魅力ではあるが、やはり「動き」に魅了されてしまうはず。しなやかな肢体を自在に操り、人間には到底実現できないようなポーズを繰り出す姿には、思わず目を奪われてしまう。

 

 そんな猫の愛すべき動作に対し、ユニークな名前がつけられている。愛猫家にはすでにおなじみかもしれないが、その由来なども改めて確認すると味わい深いものである。

●香箱座り

香箱座り。ちょこん。

 前足を胸の下に折りたたんで座っている動作が、香道などで用いる香箱に似ていることから名づけられたとされる。リラックスしたときに見せることが多い。

●ヘソ天

ヘソ天。無防備すぎる!

 さらにリラックスすると、お腹を見せて寝ていることも。ヘソを天に向けていることから名づけられた。

●あご乗せ

あご乗せ。なに考えているの?

 人間界でも、手のひらの上にあごをのせた写真がSNSなどで話題だ。猫の場合は手に限らず、クッションやパソコン、テーブルなどにあごをちょこんと乗せてくつろいでいることも。これは、なわばりを示すためや、甘えたいなどの意思表示をしているという説がある。

 ほかにも、丸くなって寝ている姿を「アンモニャイト」「ニャルマジロ」といってみたり、ヘソ天の状態で前足を曲げて寝ている姿を「うらめしニャ~」といってみたり、膝を打つようなネーミングが多数。猫がユニークなポーズをしていたら、その姿が何に似ているか想像し、独自の名前をつけてみては。こうした楽しみを得られるのも、猫と暮らす醍醐味のひとつである。

 本誌7月号では、「猫は、家族」をテーマに、猫との暮らしを特集。さまざまな表情やポーズの猫が満載なので、見ているだけでも楽しめるだろう。