「あなたが不幸なのはバカだから」

「ベストセラー『君たちはどう生きるか』を読むとバカになる!」

 

イスラーム法学者の第一人者にして博覧強記の怪人・中田考が語り下ろした極辛劇薬人生論。

そこに〝愛〟はあるのか!?

 

『みんなちがって、みんなダメ 〜身の程を知る劇薬人生論』中田考著(KKベストセラーズ)/四六判並製:200頁/定価:本体1500円+税/7月25日全国書店、Amazonなどで発売! ※カバー写真をクリックするとAmazonに飛びます。
 
 

「要するに自分が頭がいいとか、身体能力が高いというのはあまり重要ではなくて、自分の能力をちゃんと理解して分相応に生きるのが賢いということです。人間であっても、ミミズであっても、そこをまちがえると、どんなに身体能力が高くても知的能力が高くてもバカなんです。自分が賢いと錯覚したバカな人間は分を知ったミミズより劣ります。そういう意味で今の世界の教育はバカを作っているんです。分相応以上に自分ができると思っている人間を作っている。……それはたいていの場合、人を不幸にするんです。」(本文中より抜粋)

 

「人が知るべきことは「自分が何をしたいのか」、そして「自分には何ができるのか」の二つしかありません。殆どの人は本当に自分がしたいことに気付いておらず、また自分に本当はできることをできないと信じこんでおり、逆に本当はできないことをできると思い込んでんいます。それがバカであり、本当の意味でダメな人です。
 本書の目的は、本当に知るべきこと、つまり、自分が何をしたいか、自分に何ができるか、を気付く手掛かりを読者に与えることにあります。
 実のところ、人が知るべきことは本当は二つではなく、三つです。その三つ目とは、「自分は何をなすべきか」です。……」(あとがき抜粋)

 

〈目次〉

 

まえがき   中田考    

 

第1章 あなたが不幸なのはバカだから     

 

承認欲求という病   

生きているとは、すでに承認されていること

信仰があると承認欲求はいらなくなる

ツイッターをどう使うか

ツイッターでの議論は無意味

教育するとバカになる

学校は洗脳機関

バカとは、自分をヘビだと勘違いしたミミズ

答えなんかない

あなたが不幸なのはバカだから

「テロは良くない」がなぜダメな議論なのか

みんなちがって、みんなダメ

「気づき」は救済とは関係ない

賢さの三つの条件

神がいなければ「すべきこと」など存在しない

勤勉に働けばなんとかなる?

 

第2章 自由という名の奴隷

 

トランプ現象の意味

世界が「平等化」する?

努力しないと「平等」になれない

「滅んでもかまわない」と「滅ぼしてしまえ」はちがう

自由とは「奴隷でない」ということ

西洋とイスラーム世界の奴隷制のちがい

神の奴隷、人の奴隷

サウジアラビアの元奴隷はどこへ?

人間の機械化こそが奴隷化

人間による人間への強制こそが問題

 

第3章 宗教は死ぬための技法

 

老人は迷惑

老人から権力を奪え

老人は置かれた場所で枯れなさい

社会保障はいらない

宗教は死ぬための技法

自分に価値がないとわかる地点に降りていくのが宗教

もらうより、あげるほうが楽しい

お金をあげても助けにはならない

「働かざる者、食うべからず」はイスラーム社会ではありえない

なぜ生活保護を受けない?

金がないと結婚できないは噓

結婚は制度設計

洗脳から逃れるのはむずかしい

幸せを手放せば幸せになれる

 

第4章 バカが幸せに生きるには

 

死なない灘高生

寅さんと「ONE PIECE」

あいさつすると人生が変わる?

視野の狭いリベラル

夢は叶わないとわかっているからいい

「すべきこと」をしているから生きられる

バカが幸せに生きるには

三年寝太郎のいる意味

バカと魯鈍とリベラリズム

教育とは役立つバカをつくること

土俵で議論してはいけない 

例外が本質を表す

言葉の暴力なんてない

言論の自由には実体がない

バカがAIを作れば、バカなAIができる

差別と区別にちがいはない

あらゆる価値観は恣意的なもの

『キングダム』の時代が近づいている

人間に「生きる権利」などない

 

第5章 長いものに巻かれれば幸せになれる?

 

理想は「周りのマネをする」と「親分についていく」

自分より優れた人間を見つけるのが重要

身の程を知れ

長いものには巻かれろ

ほとんどの問題は、頭の中だけで解決できる

権威に逆らう人間は少数派であるべき

たい焼きを配ることで生まれる価値

大多数の人にコペルニクスは参考にならない

為政者が暗殺されるのはいい社会?

謙虚なダメと傲慢なダメはちがう

迫害されても隣の人のマネを貫き通す

 

解説   田中真知

 

 

〈著者略歴〉

中田考  Nakata Ko

イスラーム法学者。1960年生まれ。同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フェロー。83年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。灘中学校、灘高等学校卒。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授、日本ムスリム協会理事などを歴任。現在、都内要町のイベントバー「エデン」にて若者の人生相談や最新中東事情、さらには萌え系オタク文学などを講義し、20代の学生から迷える中高年層まで絶大なる支持を得ている。近著に『イスラームの論理』、『イスラーム入門』、『帝国の復興と啓蒙の未来』など。