■「平貧」こそ平成の真相だ

 

「〈平貧〉の時代」というタイトルは、私の新著『平和主義は貧困への道 または対米従属の爽快な末路』に由来します。「平和(主義)」と「貧困」の頭文字をつないだものですが、これは「平成」の反対概念でもあります。

 平成という元号には、「平和で成功する時代であってほしい」という願いがこめられたのでしょう。しかし残念ながら、そうはなりませんでした。とりあえず平和でこそあったものの、「改革」のかけ声のもと、社会の基盤が崩れてゆき、多くの国民が貧しくなってしまったのです。

 まさに、「平成」ならぬ「平貧」の時代。本コラムでは、このような視点に基づき、内外のさまざまな出来事を読み解いてゆきます。

“だけど、日本は大丈夫!”

 ──ということにしておこうではありませんか。

次のページ 平成になり裏目に出た、対米協調路線