■石垣島伝統のさば缶料理

 空前のさば缶ブームが続いている。血管病予防にいいとされるDHAとEPAが豊富なうえ、1缶で2人分はあるからコスパも高い。各メーカーは「売れすぎちゃって在庫がないよー!」と、まさに嬉しい悲鳴をあげております。

 ブームはこの数年のことなれど、昔からさば缶は各地で愛されてきた。中でも沖縄県石垣島の「からそば」は、その作り方に衝撃を受けた。生食タイプの八重山そば(沖縄そばの一種)に、さばのみそ煮缶を混ぜるのだが、調理器具は一切使わない。そばが入ったビニール袋の上部を開け、そこからさばのみそ煮を汁ごと入れ、袋の上からぐしゃぐしゃと揉むのだ。あとは箸を突っ込んで直接食べるという、あまりにも赤裸々なやり方なのであります。揉むことでさばがほぐれて麺に絡み、缶汁も麺によく染み込むから、食べてみるとかなりウマい。ちなみにからそばという名の由来は、汁がないから“空”だとか、具が乗ってないから“空”だとか、そういう意味らしいです、はい。

マルハニチロ / 月花さばみそ煮 税別275円
からそば

RECIPE!!

①生食タイプの八重山そばの袋を開ける
②さばのみそ煮缶を汁ごと入れ、袋の上からよく揉みこむ
③そのまま食べるのが石垣風。皿に盛りつけるなら青ねぎを散らせばより美味です。