なぜ西脇俊二氏は「断糖」というアプローチをとったのか。それは、「ガン細胞の主なエネルギー源がブドウ糖だから」と氏は理由を説明する。新刊『ビタミンC点滴と断糖療法でガンが消える!』より、そのがん治療のメカニズムに迫る。

■ビタミンC点滴の効果は、断糖があってこそ

 なぜ、断糖するとビタミンC点滴の効果が高まるのでしょうか? それは、ガン細胞の主なエネルギー源がブドウ糖だからです。いや、どの細胞もブドウ糖をエネルギーとするのは同じですが、ガン細胞は正常細胞の数倍も多くのブドウ糖を取りこむ性質があるのです。ガンはブドウ糖が大好物で、他の細胞の分までいち早く横取りする、いわばジャイアン(漫画『ドラえもん』の登場人物。とても乱暴なガキ大将)のような奴なのですね。

 その性質を利用したのが、ガンの検査方法であるPETです。PETでは、ブドウ糖に似た物質と放射性物質を含むFDGを点滴で体内に入れ、全身に行き渡らせて撮影します。すると、FDGが集中的に存在する位置が画像に現れ、そこにガンがあることがわかるのです。

ブドウ糖とビタミンCの化学構造はそっくり。ブドウ糖を取り込む性質のあるガン細胞がブドウ糖と間違えてビタミンCに飛びつくのではないかと私は考えています。
 
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