DAOやDeFiなどあらゆるWeb3技術が発展していく中で、DApps(分散型アプリケーション)の存在は切っても切れない縁でしょう。
DApps(分散型アプリケーション)とは、
とお考えください。
これまであらゆるWeb3の技術を解説してきましたが、ブロックチェーン技術=分散型という認識をお持ちかも知れません。
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つまり、
になりますね。
この記事では、さらに詳しくDApps(分散型アプリケーション)に関してお伝えすると共に、スマホアプリとの違いについても解説していきます。
DApps(分散型アプリケーション)の仕組み|スマホアプリとの3つの違い
「アプリ」と聞いて、思い浮かぶのは、慣れ親しんだスマホアプリでしょう。
結局、このDApps(分散型アプリケーション)も実装される基盤が違うだけで、スマホアプリと似たようなものです。
DApps(分散型アプリケーション)の認識は、上記で問題ありませんが、スマホとブロックチェーンでは、そもそも別次元になるので、「中身」が異なってくるのです。
DApps(分散型アプリケーション)とスマホアプリの3つ大きな違いは、
になります。
DAppsとスマホアプリの違い①|持久性
まず初めに「持久性」です。
DAppsはブロックチェーン上で、スマートコントラクトを使って、分散管理していますので、24時間フル稼働できる仕組みです。
(世界中の誰かが常に、管理していると思ってください。)
一方で、スマホアプリは、分散管理されておらず、稼働できない時間もあります。
中央集権体制=管理者が絶対的な権利を有している中ですので、管理者がメンテナンスを実行すれば、止まってしまいます。
DAppsとスマホアプリの違い②|透明性
分散型の特徴は、「全員で管理し合うシステム」ですので、アプリを構成するソースコードもオープンになっております。
通常、アプリやソフトウェアのソースコードは、開発者の間でしか、共有されません。
ですが、分散型では、そのような中央集権的な体制ではなく、「全てオープンで行こうぜ!」ですので、透明性が全く変わってくるのです。
DAppsとスマホアプリの違い③|検閲耐性
最後に、検閲体制にあります。
DAppsは、分散型ですので、「ユーザー同士の合意形成」で成り立っています。
中央集権的に、絶対的な管理者が精査する訳ではありません。
また基本的にブロックチェーン上のデータは改ざん、変更できませんので、正当性が担保されています。
中央集権型の場合、都合が悪ければ、改ざんはできてしまいます。
DApps(分散型アプリケーション)とDEX(分散型取引所)の違い
DAppsの事例を調べていると、Uniswap(ユニスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)などの、DEX(分散型取引所)が挙げられています。
その点からDAppsとDEXってどう違うの?Dから始まるからややこしい…なんて声も良く聞きます。
結論から言うと、
DAppsは、ブロックチェーンアプリの総称になりますので、ブロックチェーン上で稼働する全てのアプリケーションをまとめて「DApps」と呼んでいます。
その中の、金融カテゴリー→取引所部門のアプリとして、DEXが存在しているとお考えください。
もちろん、DAppsは金融のために作られた訳ではありませんから、ゲームやオークションサイトなどあらゆるカテゴリーで実装されていますので、ブロックチェーン上で稼働するアプリケーションは、みんなDAppsなんだと考えればOKです。