DApps(分散型アプリケーション)の仕組みとは?スマホアプリの違いを事例で解説!

dapps 分散型アプリケーション

DAOやDeFiなどあらゆるWeb3技術が発展していく中で、DApps(分散型アプリケーション)の存在は切っても切れない縁でしょう。

DApps(分散型アプリケーション)とは、

ブロックチェーン上でスマートコントラクトを使って作動するアプリケーションの総称

とお考えください。

これまであらゆるWeb3の技術を解説してきましたが、ブロックチェーン技術=分散型という認識をお持ちかも知れません。

関連記事

ブロックチェーンを学ぶ上で、必要不可欠なのが、スマートコントラクト。 特にイーサリアムネットワークは、このスマートコントラクトの恩恵を大きく、発展したと言っても過言ではありません。 このスマートコントラクトとは、 事前[…]

関連記事

「ブロックチェーン業界について学んでいくと、分散型◯◯というキーワードを良く目にするんだけど、DEX?だっけ?ついこの間、本を読んでいたら【DEX =分散型取引所】ってのが出てきたんだけど、これも重要なの?」 「DEXを調べる[…]

DEX
関連記事

「最近、Webサイトや書店でDAOって聞くけど、一体何のこと?」 「DAOに関して、初心者向けに分かりやすく解説してくれる人いないかな」 「自律分散型組織ってなに?」 とお困りではありませんか?  […]

dao

 

つまり、

分散型アプリ=特定の絶対的な管理者がいる訳ではなく、ユーザー全員で管理し、調整し合っているアプリ

になりますね。

この記事では、さらに詳しくDApps(分散型アプリケーション)に関してお伝えすると共に、スマホアプリとの違いについても解説していきます。

 

この用語解説では、暗号資産(仮想通貨)・NFT・メタバーズ関連の専門用語を初心者向けに「初心者がまず知るべき内容だけ」をわかりやすく解説しています。※故に深掘りした解説はしておりませんので予めご了承ください。

 

DApps(分散型アプリケーション)の仕組み|スマホアプリとの3つの違い

「アプリ」と聞いて、思い浮かぶのは、慣れ親しんだスマホアプリでしょう。

結局、このDApps(分散型アプリケーション)も実装される基盤が違うだけで、スマホアプリと似たようなものです。

 

iOSアプリはiOS上で、AndroidアプリはAndroid上で、DApps(分散型アプリケーション)はブロックチェーン上でという認識

 

DApps(分散型アプリケーション)の認識は、上記で問題ありませんが、スマホとブロックチェーンでは、そもそも別次元になるので、「中身」が異なってくるのです。

DApps(分散型アプリケーション)とスマホアプリの3つ大きな違いは、

①耐久性、②透明性、③検閲耐性

になります。

DAppsとスマホアプリの違い①|持久性

まず初めに「持久性」です。

DAppsはブロックチェーン上で、スマートコントラクトを使って、分散管理していますので、24時間フル稼働できる仕組みです。
(世界中の誰かが常に、管理していると思ってください。)

一方で、スマホアプリは、分散管理されておらず、稼働できない時間もあります。

中央集権体制=管理者が絶対的な権利を有している中ですので、管理者がメンテナンスを実行すれば、止まってしまいます。

DAppsとスマホアプリの違い②|透明性

分散型の特徴は、「全員で管理し合うシステム」ですので、アプリを構成するソースコードもオープンになっております。

通常、アプリやソフトウェアのソースコードは、開発者の間でしか、共有されません。
ですが、分散型では、そのような中央集権的な体制ではなく、「全てオープンで行こうぜ!」ですので、透明性が全く変わってくるのです。

DAppsとスマホアプリの違い③|検閲耐性

最後に、検閲体制にあります。

DAppsは、分散型ですので、「ユーザー同士の合意形成」で成り立っています。
中央集権的に、絶対的な管理者が精査する訳ではありません。

また基本的にブロックチェーン上のデータは改ざん、変更できませんので、正当性が担保されています。

中央集権型の場合、都合が悪ければ、改ざんはできてしまいます。

DApps(分散型アプリケーション)とDEX(分散型取引所)の違い

DAppsの事例を調べていると、Uniswap(ユニスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)などの、DEX(分散型取引所)が挙げられています。

その点からDAppsとDEXってどう違うの?Dから始まるからややこしい…なんて声も良く聞きます。

結論から言うと、

DAppsの中にDEXという金融アプリがあるイメージです。

 

DAppsは、ブロックチェーンアプリの総称になりますので、ブロックチェーン上で稼働する全てのアプリケーションをまとめて「DApps」と呼んでいます。

その中の、金融カテゴリー→取引所部門のアプリとして、DEXが存在しているとお考えください。

iOSアプリ版のコインチェックアプリがあるのと同じです。

 

もちろん、DAppsは金融のために作られた訳ではありませんから、ゲームやオークションサイトなどあらゆるカテゴリーで実装されていますので、ブロックチェーン上で稼働するアプリケーションは、みんなDAppsなんだと考えればOKです。

最新情報をチェックしよう!