資産運用とは、今持っている資産を利用して利益を得る方法です。
この場合の資産とは、貯金や所得だけに限らず、家や土地・保有している株式なども対象になります。
また、インターネットの普及により、私たちに身近になっただけでなく、ビットコインのように新たな資産運用の方法が登場し、まだまだ増えていくことが予想されています。
そんな中で、新たに資産運用に興味を持っている方も増えていますが、たくさん種類があるために
- 何を選べばいいかわからない
- 何が自分に合っているかわからない
というような声もたくさんあがっています。
そんな方に向けて、この記事では
- 資産運用の基本
- 資産運用の目的別の選び方
これらを解説していきます。
資産運用に興味を持っていらっしゃる方や、これから資産運用を始めてみたい方の参考になれば幸いです。
資産運用の基本
資産運用とは、自身の資産を株式や不動産などに投資し、資産を増やすことを目的としています。
その方法はおおまかに
「預金」と「投資」があります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、まずは基本としてこちらを理解しておきましょう。
預金とは?
預金とは、その名の通り銀行や郵便局にお金を預けることです。
そして、預けられている銀行や郵便局には利子が発生していきます。
これを金利といい、預けているだけで利子分の利益が発生する仕組みです。
お金を預けることで利益を生み出しているので貯金や預金も資産運用といえます。
預金のメリットとデメリット
預金は誰でも低資金で簡単に始めることができます。
必要な時にすぐに出金できる手軽さが魅力ですが、その反面利益率は低いものになっています。
メリット
簡単に始めることができる
低資金で始めることができる
デメリット
利益率は低い
投資とは?
投資とは、主に経済において将来的に成長しそうなものに資金や時間を投資して、その見返りや利益を得ることです。
有名なものでは、国が発行している国債や、企業が発行している株式があります。
国や企業はこれらを販売することで、資金を集めて運用・拡大を図っていき、投資家は国債や株を購入することでその見返りや利益を得ることができます。
投資のメリットとデメリット
投資の代表的なものとしては、
- 株式投資
- 投資信託
- FX
- 不動産投資
など、様々なものがあります。
これらは大きな資金で運用するため利率が大きくなり、それに比例して利益も大きいものとなります。
また、投資の種類も多いため、自身の資金や好みに応じて選ぶことができます。
投資には巨額の資金が必要というイメージが強いですが、その種類の多さから今は少額の資金で始められるものも増えているため、初心者でも簡単に始めやすくなっています。
一方で、元本割れや損失を招く恐れがあるのがデメリットとなっています。
メリット
低資金でも始めることができる
利益率は低いものから高いものまで様々である
デメリット
損失を招く恐れがある
資産運用の目的別の選び方
預金と投資の違いに触れたところで、次は目的別の資産運用の選び方をご紹介していきます。
ご自身の生活スタイルや資金などに合わせて選べるように記載しておりますので参考にしてみてください。
初心者だけど資産運用を始めたい方向け①投資信託
投資信託は、投資家が資金を資産運用会社に預け、その集めた資金を運用して得た報酬を分配する資産運用です。
資産運用会社には「ファンドマネージャー」と呼ばれる投資のプロが在籍しており、その方に任せるだけですので初心者でも知識を勉強する必要もなく始めることができます。
初心者だけど資産運用を始めたい方向け②FX自動売買
FX(外貨為替取引)は外国為替を利用して利益を得る方法です。
レバレッジという仕組みを使えば少額でも大きな利益を得ることが可能です。
しかし、価格変動が多いために市場を常にチェックする必要がありますが、普段働いている人には難しいでしょう。
その問題を解決したのが自動売買です。
プログラム化して一定のルールに沿って自動で取引をしてくれるので、普段働いている人や市場をチェックできない人でも簡単に利用することができます。
初心者だけど資産運用を始めたい方向け③預金
一番認知度が高い預金ですが、こちらも初心者にはおすすめのためご紹介しておきます。
銀行や郵便局に預けることで利子が発生するというシンプルな仕組みで開設も簡単にできます。
利益率は低いですが、元本が保証されているなどのメリットもあるため、他の資産運用と比較してみてはいかがでしょうか?
長期的に運用をしたい方向け④iDeCo
iDeCoは「個人型確定拠出年金」のことです。
「投資信託」「保険」「定期預金」の中から自分で運用したいものを選び、自分で設定した金額を自動的に積み立てて運用していきます。
月額5000円から始めることができ、これらは控除の対象外となります。
60歳を越えてから引き出せるようになるため、長期的な運用といえます。
長期的に運用をしたい方向け⑤積立NISA
積立NISAは、その名の通り積立投資であり、自分が決めた金額を毎月自動的に引き落とし積み立てていきます。
2018年からスタートした積立NISAですが、少額で始めることができるほか、得た利益が最長20年間は非課税対象になるなど、新しい資産運用として注目を浴びています。
大きな利益を得たい方向け⑥株式投資
株式投資は、代表的な投資で上場企業の株式を売買することで利益を得ます。
これから成長しそうな企業の株式を保有しておけば、株主となって利益以外にも株主優待など様々な恩恵を受けることができます。
自身で株を選んで購入するため見極めるには知識が必要ですが、その株価が上昇すればリターンは大きいものとなります。
大きな利益を得たい方向け⑦FX
前述したFXを自動売買に任せるのではなく、自身で売買する資産運用です。
世界情勢を気にしたり、市場を頻繁に確認するなど難しい作業が増えますが、自身の判断でこれから変動しそうな取引しやすい通貨を選ぶことで、利益を大きく伸ばすことも可能です。
大きな利益を得たい方向け⑧ビットコイン(仮想通貨)
近年注目を浴びているのがビットコインです。
仮想通貨と呼ばれる、電子データによって価値が変動する暗号資産です。
様々な決済にビットコインが使われることもあり、キャッシュレスやIT化に対応した新しい資産運用です。
年々浸透しつつありますが、価格変動の波が激しく、ハイリスクハイリターンな投資といえます。
目的に合わせて正しい資産運用を選ぼう
ここまで資産運用の基本や目的に合わせた投資の選び方をご紹介してきました。
- 資産運用の基本
- 資産運用の目的別の選び方
ここでご紹介した以外にもたくさんの資産運用があり、その特徴やメリット・デメリットは様々です。
まずは、自分がどういう目的で資産運用を始めたいのかを考え、その目的に合わせたものを選ぶようにしましょう。