マルチシグ(マルチ・シグネチャ)とは、
公開鍵暗号方式の説明時に解説しましたが、通常秘密鍵1つあれば、取引は可能です。
ただこの場合、その秘密鍵が何らかの形で漏洩した場合、資産がハッキングされる恐れがあるので、複数の秘密鍵を使用して、セキュリティを強化するのが、マルチシグネチャになります。
通常の送金では、秘密鍵は1つ。マルチシグの場合は、複数に分割されており、その中の一定数の秘密鍵が合えば送金できる仕組みになっています。
マルチシグの場合は、複数の秘密鍵が必要となってきますので、鍵の保管場所をバラバラにしておけば、リスクも軽減されます。
マルチシグを利用する方の特徴して、ネット機器内(パソコン、スマホ、タブレットなど)で保管しているケースです。
実は、ネット機器での鍵やパスワード管理は、非常に危険ですので、ノートやメモ帳に手書きで記録するのがベストです。(中にはそのノートを自宅の金庫や銀行の貸金庫に入れて保管している方もいらっしゃいます。)
▽詳しくは下記を参照
シードフレーズとは、12個から24個の単語で構成される文字列で、まさに暗号資産ウォレットの鍵と言えるキーワード。 このシードフレーズが漏洩してしまった場合、自分のウォレットにアクセスされてしまう恐れがあるので注意しなければいけ[…]
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