
ブロックチェーンは、信頼性が担保されていると言われるけど、度々ニュースで事件が報道されていますよね。第三者のハッキングだけではなく、身内…いわば暗号資産の開発が計画する事件もあるんですね。
そうだね。身内と思って信頼していた人が平気で裏切るケースもあるんだ。DeFi(分散型金融)においては、ラグプルという「開発者が資金を集めるだけ集めてトンズラする出口詐欺」が注目されているんだ。

このような暗号資産の開発者が企てる詐欺事件は、少なくありません。
暗号資産に限らず、過去の投資詐欺においてもポンジスキームなど、資金の持ち逃げ事件は多数発生しています。
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この記事では、ただでさえまだ不明瞭な仕組みが多い中、ラグプルなどの詐欺事件に関わらないようにするためのポイントをお伝えしていきます。
ラグプル回避対策|資産を守るための3つの対策
先ほどお伝えしたように、
私は大丈夫と思っていても、引っかかってしまうケースもあるので、今回の回避マニュアルを参考にしてみてください。
①開発者の素性を確認する
一番大事なポイントですね。
トークンに投資する=その背後にあるプロジェクトチームに投資する訳ですので、開発元が誰なのか?どんなチームなのか?匿名ではないか?など開発者の素性は徹底的に調べましょう。
ただし匿名だからと言って、全てダメなわけではなく、しっかりとした実績を持った開発者もいます。
匿名だけで判断するのではなく、その裏までリサーチしましょう。
本当に危険な人物は、「実績も経歴もありません。」
②常識外の配当比率
通常の投資詐欺は、月利10%、年利50%など常軌を逸する比率だと【一瞬で詐欺だ】とわかります。
ですが、暗号資産の場合、優良プロジェクトでも年利数十%のステーキング(資産運用)もざらにあるので、見分けは付きにくい点はあります。
ただ①の素性を調べた上で、判断もしやすくなるので、徹底すべきは「どんな開発者のプロジェクトなのか」です。
③ロックアップされない
3つ目に、流動性プールがロックアップされていないケースです。
言ってしまうと、預けたお金(プール)に鍵がかかっていない状態ですので、引き出そうと思えばできてしまうのです。
通常、開発者が資金に手を出せないように一定期間ロックアップ(施錠)されます。
それがされないのは不自然と思う方がいいでしょう。
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