ブロックチェーンを学ぶ上で、必要不可欠なのが、スマートコントラクト。
特にイーサリアムネットワークは、このスマートコントラクトの恩恵を大きく、発展したと言っても過言ではありません。
このスマートコントラクトとは、
になります。
もう少し分かりやすく言うと、もしもユーザーが選択肢Aという行動をした場合、Bのプログラムが実行され、Cの結果がもたらされるという一連のフローを事前にプログラムしておける仕組みです。
つまり、「特定の条件下で、事前に決められた処理が自動的に実行される」といった、契約履行管理の自動化を指します。
この記事では、さらに詳しくスマートコントラクトの仕組みを解説すると共に、実社会での分かりやすい例も交えて、お伝えしていきます。
図解|スマートコントラクトの仕組み!自動契約執行の流れを解説
スマートコントラクトの仕組みを図を用いて解説していきます。
スマートコントラクトとは、「事前にブロックチェーン上にプログラムされた自動契約処理・執行システム」でした。
ですので、まず管理者はそのプログラムを設置する作業が必要になります。(むしろこの作業さえ終えれば、あとは自動化できます)
そして、何らかの契約を完了させるために、ユーザーは手続きをします。→②のイベント発生
一旦、契約手続きが始まれば、次々と処理が自動化されていきます。→③の契約執行
最後に、契約完了となります。→④
インターネット上での手続きもよく似たような流れで行われると思いますが、自動化できているのは、「手続の手順化」であり、過程のチェクや最終決定は、目視での作業が入ります。
実は、このスマートコントラクトの発端は、自動販売機の仕組みにあると言われています。
スマートコントラクトの仕組み|自動販売機が原点!
先ほどの図を自動販売機バージョンに変えましたが、全く同じ流れなのが分かります。
まず契約を自動化(課金、決済、商品の提供)するためのシステムを設置します。→①自販機の設置
ユーザーがイベントを発生させたので、プログラムが作動。→②自販機にお金を投入
契約の執行が始まります。→③ジュースを選択する
契約が成立。→④ジュースの購入
当たり前に思えるかもしれませんが、自動販売機がなければどのような流れになるでしょうか?
お店に行き、商品を手に取り、お金を店員さんに渡し、店員さんがレジで決済…という1つ1つのフローに時間がかかります。
スマートコントラクトとは、契約に関わる当事者全てが、効率的にならなければいけません。
ユーザーと提供者の両者が、効率的に契約を自動化できる観点において、スマートコントラクトは革新的な技術であるのは間違いありません。